気のまま旅行/気まぐれ写真

ミラーレス一眼で撮影した写真や旅行、ロケ地のことを。
鷹ファンなのでその辺りや趣味のカクテルの話、映画や音楽のこと
その他色んなジャンルのことを色々と。。。

2013年04月

今日は午後から玄海町にロケハンに行った。
というのもこういうものが開催されているからだ。

第10回 元気です!玄海町 フォトコンテスト 

近頃原発問題で色々と話題の玄海町。
写真を撮って画になる場所を調べてみたのだがどうも浜野浦の棚田ぐらいしかないようで
それだと応募者のほとんどが同じ場所を撮影することになる。

ということで何かおっと思わせられるような場所がないかとロケーションハンティングをする
ことにした…つもりだった。

まず最初に三島公園に行った。ここには360度見渡せるパノラマビューポイントがあると
いう情報をネットで得ていたのだ。

そこにはパレアという温泉施設があって老人や子供連れの家族で賑わっているようだ。

目前には海だ。


この後には轟木の滝へ行き、辺りをブラブラしてから最終的に浜野浦の棚田にも行ってみる、
そういう予定で動いた。


最初に三島公園に到着し、駐車場に車を駐めて公園の散歩道の方へ向かっていた。
機材を確認しながら歩いていると後ろのほうから何か変な声が聞こえてくる。

猫…?にしては変な声と思って振り返ると毛むくじゃらでぺったんこの変な生き物がいた。

ぺったんこ???

近づいてよく見ると4本の足がすべて側溝の穴に落ちて動けなくなっている子猫だった。
声が変なのは相当弱っていたからのようだ。

どういう状況だったか、説明が難しいので絵に描いてみた。

猫


まぬけな猫だなあと思いながら助けだして公園の方に歩き出そうとすると何とまた
同じ穴に落ちた。

大丈夫かこいつ…

再度助け出すと今度は足にまとわりついてくる。
踏まないように少し早歩きしてもついてくる。

どうしたものかとしばらく堤防に腰掛けて眺めていると子供連れのパレア客が寄ってきて
そのうちその人数が増えてきた。


IMG_0775



このまま帰るとなんだか僕が捨てたみたいに思われる雰囲気になってきた。

ええいままよと公園の方に歩き出した。
後ろを見ると。。。

ついてきてる…

結局公園までついてきて、階段や段差があるとみゃーみゃー鳴いて助けろと僕を呼ぶ。
僕も僕でそのまま逃げることもできずに抱きかかえて段差をクリアしてあげる。


IMG_0776


パノラマビューポイントだが行ってみるといい眺めではあったものの誰もの目を引くような
主役となる被写体がなくここでの撮影は諦めた。

駐車場に戻った。


もちろんこいつも。

IMG_0777


こいつは捨てられたのだろうか。となると食事すらまともに摂っておらずかなり弱っているだろう。

ロケハンどころじゃなくなり泣く泣く帰ることとした。
ただ通り道にある浜野浦の棚田だけ寄ってきた。

地元の人に話を聞いた結果、田植えが終わる4月末から5月頭頃が一番見栄えがいいよ
とのことだった。

最悪の場合ここを撮影してフォトコンに応募しようとは思うが、やはりまた別の機会にでも
ロケハンをして他の人が撮らないような被写体を探そうと思う。

さて帰ろうと車に戻ると、、、

IMG_0778


IMG_0779


IMG_0780


IMG_0781


寝とる。。。


ああそういえばこいつには何を与えればいいのだろうと悩んだがツイッターで親切な人が
色々と教えてくれて、その助言に従って帰る途中ペットショップに寄り、ミルクと哺乳瓶を購入。

生後どのくらいなのかすらわからないので念のためベイビーキャット用の猫缶も。

そうこうして結局自宅まで連れ帰ってしまった。

車の中ではずっとここに。
退けても退けてもここに。

IMG_0782


自宅で車を降りてダンボールを用意し戻ると。。。


IMG_0783


これ、何も僕に懐いているわけじゃなくて寒いから僕にひっついてきてただけか、と理解。

言っておくが僕だってこいつのこと好きなわけじゃない。猫なんて嫌いじゃないが好きでもない。
犬のように言うことを聞くわけでもないし、化け猫とかマジ無理。

こうして世話してるのだってただ単に、お前の命は俺の手に委ねられているんだぞという
支配感が心地良いからであって、決して僕が守ってあげないとなんてことは考えてない。

それに欲しいという人を見つけたらさっさと譲るつもりだし全然手放したくないなんて思ってない。

家に帰ってぬるま湯で湿らせたクロスで目ヤニを取ってあげたのも優しさとかじゃなくて
汚らしいと思ったからだし、ミルクをあげてるのもそうしないとみゃーみゃー鳴いてうるさいから
であって決して飲んでる姿を見てかわいいなんて思ってない。


IMG_0784

新聞紙を細かく千切って箱に敷き詰めその上にバスタオルを敷き、更にいらなくなった古着
なんかと入れて暖かくしたのも、寒いねえプルプル震えてかわいそうになんて思ったからじゃ
なくて家で死なれると嫌すぎる、ただそれだけ。


IMG_0785


大体猫アレルギーでこいつと一緒にいると目は痒いし鼻水だってズルズル出るにもかかわらず
連れて帰ったのだって、ああこいつはいい被写体になるなと思ったその理由ただ一点だけだ。


だからこんな写真だって撮っちゃう。
ちなみにこれまでの写真は全部iPhoneでの撮影でここからはカメラでの撮影。


P4214155
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/320     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm


目ヤニで右目が引っ付いちゃってて人相(猫相?)悪い。
今はきっちり開いてる。お目目パッチリ。


P4214156
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/15     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

いい具合に振り返ってんじゃねえよ。


P4214157
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/20     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

どこ見てるの?こっちこっち。

ラフモノクロームで現像。


P4214158
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/60     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

みゃーって言うな。

デイドリームで現像。


P4214160
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/2500     ISO感度:1000     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

新聞紙だけじゃ寒いって文句言うな。後からちゃんとバスタオル入れてやっから。

クロスプロセスで現像。

P4214164
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/3200     ISO感度:1000     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

バスタオル入れてあげた途端におとなしくなってんじゃねえよ。暖かかったかこのやろう。

リーニュクレールで現像。








とっても…



















かわいいです…


僕が使っているオリンパスのカメラにはアートフィルターのジオラマモードがついている。
これまでの記事でも何回かそのフィルターで撮影した写真を載せている。

仕組みとしてはピントを急激に変化させ、彩度とコントラストを強調することによって
ジオラマのような画にするということだ。
ピントは中央部しか合わない。

もちろんこのモードで撮ったからといってすべての写真がジオラマのように写るわけではない。
ジオラマのように見せるにはおおまかに言って2つのコツがある。

1つは俯瞰で撮る。史料館や展示場にあるジオラマって普通俯瞰で見ますよね?
つまりそういうことです。

もう1つは小さく撮るということ。あまりアップで撮るとピントの合う範囲が広くなることもあって
ジオラマのようには見えません。


さて、そのアートフィルターだが、動画の撮影にも使用することができる。
今回は今までにジオラマモードで撮影した動画を貼っていこうと思う。

なお、ジオラマモードで撮影した動画は遅いフレームレートで撮影、それを早送りで
再生してミニチュア感を引き立てる仕組みになっている。

音声は記録されない。


あとからBGMだけ追加することはできるのだが今回は省いている。


ミニチュアの球児(ブログ用音なし)


夏の甲子園を目指して練習に励む高校球児たちを高校の裏手の山頂から撮影。
まるで人形を使ったストップモーションアニメーションを見ているかのように写る。


ミニチュアの交差点(ブログ用音なし)


同じ山頂から唐津千々賀山田I.C.近くの交差点を撮影。

かわいいおもちゃのように写ってはいるがなんだかこうも車が高速で交差点を走っているのを
見るとぶつかりそうで怖い。

関係ないけど唐津千々賀山田I.C.って名前長すぎじゃね。
ここから福岡方面に1つ進んだI.C.は唐津I.C.って名前だし、短く山田I.C.か千々賀I.C.
でよかったんじゃ。。。

-prrrrr…-
「今どこ?」
「からつちちかやまだあいしー近くのコンビニ!」


ミニチュアの国道と駐車場(ブログ用音なし)


こちらは鏡山の展望台から撮影した田舎御用達のイオンとその前と通っている国道。

実はこれがジオラマモードで撮った初めての動画。
随分長い時間撮影したつもりだったが実際に再生してみると10秒と短かった。
それだけフレームレートが遅いということだ。

これ以降は再生した時に30秒前後になるように気をつけて撮影している。


これとこの次の動画は、下の記事の写真を撮った日に撮影した。

鏡山に行ってきたよ!!

この記事に同じジオラマモードで撮影したほぼ同じ画角の写真も掲載している。


ミニチュアの町(ブログ用音なし)


同じ鏡山の展望台から唐津東高付近を撮影した。

国道を高速で走る小さい車もだが、それよりも奥の線路(橋の上)を走る電車も
見てほしい。

唐津と福岡を繋ぐ線路で、川を渡りきった右手の方には橋上駅である
東唐津駅がある。

そこで電車がすれ違うため上りと下りの2つの電車が写っている。
まるであのおもちゃの電車のようだ。

是非すべてフルスクリーンで見てほしいと思う。


どの動画も三脚を使っているが、40-150mmズームレンズを使用して300mmから
デジタルテレコン使用の600mm(35mm換算)とかなりの望遠で撮影しているため、
風の影響を受けて若干画面が揺れている。

三脚の性能も関わってくるが、風対策はしっかりする必要がありそうだ。

 

3月23日に撮影に行った武雄市は円応寺の桜、ようやくブログに投稿できる。

前回の記事:パソコンが物故割れた
に書いたとおり、PCが故障して新PC移行に伴いブログ更新もRAWで撮った写真の現像も
レタッチも何もできなかった。

今回は枚数が多いので早速貼っていく。
なかなか素敵な写真を多く撮れたんじゃないかと思えるロケとなった。


P3233223
ロケ地:円応寺     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/250     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:82mm


形が美しい蕾と花があったので中央に配置して撮影した。
マクロコンバーターレンズを装着して花にうんと近づいたため被写界深度は浅くなっている。

アートフィルターのクロスプロセスをかけて現像した。




P3233226
ロケ地:円応寺     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
絞り値:F6.3     シャッター速度:1/250     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:150mm

こちらもマクロ撮影だ。アートフィルターのファンタジックフォーカスで現像。

この日辺りから気候が春の暖かさになりすっかり陽気だ。
それに誘われるように青虫が。無事、きれいな蝶々になれるだろうか。
(蝶の幼虫じゃなかったりして。。。)


P3233242
ロケ地:円応寺     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
絞り値:F11     シャッター速度:1/80     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:150mm

同じくマクロ。
こっちの写真は虫を入れたくなかったのだがなかなか行ってくれないので愛嬌ということで。。。

コントラストを高めて背景をより暗くし、アートフィルターのポップアートをかけて色味を出した。

更にソフトフォーカスに仕上げてふんわりとした花びらに写した。



P3233278
ロケ地:円応寺     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F2.2     シャッター速度:1/2500     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm


美しく咲く花もあれば朽ちる花もある。

日のあたりが悪かったのだろうか、花びらが開く前に朽ちてしまったようだ。

アートフィルターのトイフォトをかけた。
トイカメラで撮影したような隅の光量が落ちるフィルターだが、こういう使い方をするとどこか
寂しげな雰囲気が演出できる。


P3233267
ロケ地:円応寺     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F3.5     シャッター速度:1/4000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

一方こちらは華やかで明るいイメージに仕上げた桜だ。

ほぼ太陽が位置する上空にカメラを向け、背景をほとんど白飛びさせて撮影。
主役となる花びらが透けて、たくさんの光に目一杯包まれた写真にした。


P3233319
ロケ地:円応寺     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/4000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

円応寺は細い坂道を登ったところにあるお寺だ。その坂道がこの通り桜並木道になっている。

僕の写真の腕に関係なくなんとも見事な風景だ。

全体的にちょっとマゼンダが強かったかも知れない。


P3233243
ロケ地:円応寺     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F11     シャッター速度:1/100     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

さっきの写真の反対側を撮ったもの。
近所の子どもたちがたくさんいたのだがどういうわけかほとんどが女の子だった。
というか男の子はたった1人しかおらず女の子たちの輪に入れてもらえず寂しそうだった。

その女の子たちだが、カメラマンが多く訪れるからだろう、どの娘も撮られ慣れしているようで
カメラを向けると笑顔を見せてくれるばかりでなく、お願いするとポーズしてくれたり、一輪車に
乗ってくれたりとサービス精神旺盛だった。

その子どもたちの中の1人のお母さんであろう方が売店を営まれていたが正直売店をやるより
も子どもたちでモデル料を徴収したほうが儲かりそうだ。

本ブログには顔の写った写真は載せないこととする。


P3233300
ロケ地:円応寺     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/4000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

女の子と桜、映える画になるなあと。

とくに桜は卒業、そして旅立ちといった新しい門出のイメージがある。
やっと歩きはじめたこの子とイメージがぴったりで僕自身とても気に入った写真となった。

アートフィルターはもちろんファンタジックフォーカス。


P3233344
ロケ地:円応寺     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/4000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

まだ10歳前後の子どもたちだって、きちんとお姉ちゃんしてます。
こういう姿って子どもの中にある大人な部分が垣間見れてとても優しい気持ちになれる。


P3233331
ロケ地:円応寺     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/4000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

他のカメラマンにお願いされて木登りをする女の子。
このあとポーズを取ってくれたのだけどとても残念なことに顔が写っているので掲載できない。

桜と女の子、映えるなあ。


P3233402
ロケ地:円応寺     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/4000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

こちらはちょっと変わり種。

僕の車のフロントガラスに写った桜だ。
下にいくほど激しく歪んで面白い。ホワイトバランスを白色電球にして青味を強く出した。


P3253522
ロケ地:円応寺     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F10     シャッター速度:1/160     ISO感度:640     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

さて、場所を移して唐津城。

唐津城と道を挟んで反対側にある駐車場から撮影したものだ。桜もその駐車場のもの。

唐津城ではもうだいぶ前から石垣の工事をしており、この天守閣の下の方も実は工事中。
そこをうまく桜で隠して撮影した。

この工事だが、確か石垣の修復工事をしようと掘っていたところ、昔むかしの石垣が下から
出てきてその調査、復元が行われることになったという経緯だ。記憶が曖昧なので定かではない。

工事は平成20年から31年まで行われる。
相当に多額な資金がかかるため支援金を唐津市で募集しているとのことだ。


P3253565
ロケ地:円応寺     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F10     シャッター速度:1/200     ISO感度:400     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

こちらもできる限り工事現場を隠したつもりだがよく見ると少し足場の骨組みなどが写っている。
この辺りはきっちり確認しながら撮影しなかった明らかなミスだ。

そこを見逃せば桜の配置など個人的には好きな写真になった。


この唐津城と桜の写真2枚は、絞りをどうしようか悩んだ。
つまり手前に写す桜をボカすかどうかだ。

悩んだあげく絞ってパンフォーカス気味に撮ったのと、開いて桜を前ボケにしたのと両方で
比べてみたが、絞って桜のディテールを残して撮ったほうが美しく感じたのでそちらを選んだ。


今年の桜の写真は以上だ。

このあとPCが故障してその対応に追われたのと、カメラで撮影したものがまだ取り込めずに
そのままになっていることで、新しい写真はない。

桜ももう散り、今度はシャクナゲやツツジ、ボタンやバラが美しく咲く。
写真を撮り、現像したら投稿する。

それとは別に、実は唐津市は鎮西町の名護屋に八重桜がある。
こちらは時期が少し遅いので4月の半ばが見頃となっている。

この八重桜、豊臣秀吉と伊達政宗にまつわるエピソードがある。
朝鮮出兵の時にその拠点のなったのがここ、名護屋城なのだ。

なのでこの辺りには徳川家康の陣跡や伊達政宗の陣跡、とにかく全国の有名武将が一斉に
この地に集まり、陣を立てた跡がある。

歴史好きな人はぜひ訪れてみてください。

八重桜はお城近くの法光寺にあり夜間ライトアップされている、ということをニュースで見たので
早速行ってみたのだが、どういうわけか僕が行った時はライトアップされなかった。とても残念。

今年は例年より暖かくて時期が早まったのでもう散り始めている。
来年にまたチャレンジしたい。来年もライトアップされればいいのだが。。。

その秀吉お手植えの八重桜についてはこちらにエピソードを含め掲載されているのでどうぞ。

太閤お手植え桜

 

ある日の朝、PCの電源を入れてデスクトップが表示され、

「さあ、お仕事お仕g…」 -プッ-

モニターが真っ黒に。。。

僕のPCはノートなのだがよく見るとハードディスク自体は生きてる。

ショートカットキーを駆使して目隠し状態で再起動をかけるとモニターが復帰してr -プッ-

また真っ黒に。。。


iPhoneでググった結果、この事象はノートPCではよく発生しているようで、モニターのバック
ライトの不具合ということだった。

そこでiPhoneの懐中電灯アプリを使ってモニターを照らしてみると薄っすらと画面が見えた。
僕のこれもモニター自体ではなくバックライトの不具合だということがわかった。


早速メーカーのカスタマーセンターに電話してみたのだがこれが過ちだった。


マニュアルを読みながら対応しているのが、声や話し方から明らかにわかる。

「モニターが表示されない」という事だけを聞いて、「バックライトの不具合」「ライトで照らせば
画面は見える状態」という細かい状態を説明する僕の話をまったく聞いてない。

そのため、何度も再起動やセーフティモードを試させたあげく、
「修理に出してください。概算で5万円ほどです。」

という対応。


「あ、それなら新しいの買いますよね。」
って言ったら黙っちゃった。

そう言われた時の対応方法はマニュアルになかったか。。。


その電話を切ってからさて、どうしたものかと思案した結果プロバイダのカスタマーセンターに
電話したところ、すぐに無料で診断に伺いますとのことでその日のうちに来てくれた。

更にそのままPCを社に持ち帰って原因究明、簡単な修理まで素早くしてくれた。
これも全部無料で。

出張訪問で数千円、診断で数千円、修理でetc・・・なメーカーとは雲泥の差。


診断の結果だが、タバコのヤニだった。

僕の部屋はさほど狭くはない和室なのだが何せ音楽の機材やゲーム機、書庫、カメラ機材、
防湿庫などなど、とにかく物が多くて結果的に実利用可能スペースは限られている。

その中でPCを使いながらタバコを吸う。PCを設置しているテーブルの下の畳に灰皿を置いて。

PCがおもいっきり直でタバコの副流煙を吸い込んでいる状態となっていた。

内部はもちろん、特にバッテリー周りが熱暴走を起こし膨張と伸縮を繰り返していたようだ。


そのプロバイダの人はPCにべっとりとはびこるそのヤニを可能な箇所だけ清掃してくれた。
内部はさすがに保証外なのでどうしようもないとのことだったが。

結果、バッテリーはもう使わずに電源使用のみであれば使用できるとのことだった。

それでも寿命は1日ないし1年。
要するにいつハードディスク本体までやられるかわからない状態であるとのこと。

「タバコは僕だけでなくPCの命まで削ってたんですね」と軽くうまいこと言うとそのプロバイダの
お姉ちゃんは若干キレ気味で「ええそうですね」とかわすと「PCは明日お持ちします」と言って
電話を終えた。


それからの経緯だが、結局しばらくしてすぐモニターの不具合が再発生した。
またしてもハードディスクは無事なようで、これは早いとこデータ救出せねばと思い立ち新しく
PCを買うことにした。

プロバイダとの2年契約を結ぶことでPCが安く買えるサービスがあったのでそれを利用した。

スペックとしては前のPCより同等あるいは若干劣るが、デスクトップを購入することにした。

ということなので現在はそのデスクトップPCを使用している。

写真や音楽データはフラッシュメモリを使って新しいPCに移したがこれがもう大変で。
僕が作った曲のデータはwavファイルだし、写真はrawファイル、どちらも大容量。
それを2GBしかないフラッシュメモリでちまちま移していくんだから当然だ。

ちょうど買おうかと悩んでいた外付けHDDを早く買っていればこの苦労はなかったのだが。

DAWソフトやオリンパスの写真現像・画像編集ソフトはまだインストールしていないが、
その他のフリーソフトはもう落とした。

右往左往してようやく元の環境に戻ってきたのでまだ書いていない桜の写真のブログを
書いたりできそうだ。

元の環境に戻ったと書いたが実はちょっと違う。

全体の物理的なサイズとしては当然デスクトップPCのほうが大きいが、テーブル上では
実際には省スペース化された。

モニターと本体、キーボードが一体化されたノートPCよりもモニターとキーボードだけが
別々に置かれたデスクトップPCのほうがテーブルはすっきりする。

その代わり畳の上にPC本体が置かれることになったのでそちらは場所取りになったが、
ちょうどうまい具合に小物いれとテーブルの間にぴったりのスペースがあったし、テーブルの
下は大きめの空間になっているので熱についても問題ない。

15.6型だったモニターも19インチと大きくなり作業がやりやすくもなった。


PCが新しくなったとはいえこれだっていつ壊れるかわからない。
データのバックアップや不具合が起きた時の対処法などは災害への備え同様にしっかり
しておいたほうがよさそうだ。

この後に書く桜写真の記事に先駆けてそこで撮影した犬と猫の写真を貼って終わりにする。

P3233257

場所は武雄市の円応寺。
桜の写真撮影に夢中になっていると飼い主と共に写真のわんこがやってきた。

しばらく小花の周りをウロウロしたあとその花の匂いを嗅ぎ始めたのでカメラを低く構えて
連写で撮影した。

P3233258

上の写真の次のコマがこの写真だが、これを見てわかる人はピンときたかも知れない。

次のショットは割愛させていただく。
(画面いっぱいに広がるマーキング)


P3233203

こちらも近所に住んでいると思われるにゃんこ。
春の陽気に誘われてごろごろ。

こちらは連写はせずにシャッターチャンスになるまでじわじわと近づきながら待ってカシャリ。


するとシャッター音に気づいたにゃんこが起き上がって、、、

P3233206

ウインク。

「いい写真が撮れただろ?」とでも言いそうな表情だった。

おかげさまで。

 

この時期はとにかく忙しい。
何が忙しいって撮りたいものがたくさんあることが。


3月の末より少し前頃から一気に暖かくなり、あちらこちらで桜が一斉に咲き出した。

満開を狙って今か今かと待ちわびる。
続く悪天候にやきもきしながら逸る気持ちを抑えこむ。

ようやく見頃になったのに用事で行けなかったり。。。
そして行ける日に限って雨、雨、雨、、、

その雨があがった頃、ちょうど満開となった。

まずは小城公園へ。

ここ、普段はなんてことない公園なのだが桜の時期はすごい。
公園中桜づくりだ。この時期だけ駐車料金を取られるのには面食らったが、
数日間足繁く通ってなんとか快晴の日にも巡り会えた。

初日も晴れてはいたが雲が多く、青く澄み渡った空と桜のコラボレーションは撮れず。。。
最後の方に貼る写真は快晴だった日のもの。

余談だが駐車料金は1回500円だった。時間制限はない。

この小城公園の他にも唐津城や武雄市の円応寺にも撮影に行ったので、後の記事で投稿する。


P3233104


数カ所に点在する駐車場のうちの公園正面の駐車場に停めて鳥居をくぐり、まず目に飛び込んでくる
のがこの光景だ。

この左右には池がある。それらを結ぶ小川にかかる橋と散歩道を彩る桜たちだ。


P3233115


先程の写真の左手にある池とそこに浮かぶ小島だ。これを小島と呼んでいいのかわからないが。

水面に写る桜色と小島に咲く枝垂れ桜。
スローシャッター撮影で水面をなだらかにしてそこに映る桜も撮りたかったのだがあいにくNDフィ
ルターを持っておらずかなわなかった。

どちみちこの日は人が多く三脚を立てられる状況ではなかったが。


P3233136


逆光、開放近くで撮影し玉ボケを演出。
このレンズは本当にきれいにボケてくれるので腕があがった気になる。


P3233146


マクロコンバータをつけて撮影。桜の花びらについた水滴がかわいらしい。


P3233149


これ、夜じゃないですよ。
撮影後のRAW編集時にホワイトバランスを電球にして思い切り青みを出した。

魚眼コンバータ装着。


P3233152


こちらも魚眼コンバータを装着しての撮影。とても広角に写り、奥行きも増した。
これを撮影して気づいた。水面から波が消え平らになってきたことに。


P3233154


水面が平らになったのを狙って撮影。
まるで鏡のように水面に映る桜もお見事。


P3243448


日が落ちて外灯に灯りが灯る。灯の字のゲシュタルト崩壊。

このアングルで写真を撮ろうとした場合、カメラの位置には池がある。
え、じゃあこの写真は池に潜って撮影したのか。

まさか。

実は水面に写った景色を撮ってそれを回転させて仕上げたものだ。なんとも美しい写真になった。


P3243462


夜になっても人は多い。むしろ昼より多い。
でもいいや、ええい、やっちまえと三脚を立てた。

もちろん人の邪魔にはならないよう細心の注意を払った。

他にも三脚を立てた人がいたが、中には人の流れを滞らせている人もいた。
今話題になっている撮り鉄の迷惑行為同様言語道断だ。

三脚を使用してスローシャッターで撮影すれば人はブレ、完全に日が落ちた夜でも明るく写る。


でもこの小城公園の夜を撮影していて思ったことがある。
お城もタワーもそうだがライトは下から上に限る。花もまた然り。

どうりで今までに見たあの夜桜の写真のように色鮮やかに美しく写らないと思った。
これじゃライトアップならぬライトダウンだ。違うけど。

んで園内をウロウロしていたら見つかった。ありましたよ、ライトアップ桜が。


P3243468


できれば光源は写したくなかった。光源をアングルに入れないほうが美しいと思う。
ここの場合はご覧の通りなので仕方ないが。

それからこれ、スローシャッターじゃなくもっと暗く写してもよかったんじゃないかと。
つまり照らされた桜だけが真っ暗な闇に浮かび上がるという光景を撮りたかった。

今さら四の五の言っても仕方ないし、ここの場合シャッターを速くしても余計な外灯が多く
下から桜を照らすライト自体も弱いので結局きれいにはならなかったのかも知れない。

難しいところだ。

既に桜は散った。また来年チャレンジだ。



P3263604


さて、今まで貼った写真を撮影したのとは別の日だ。
この日の空は真っ青の快晴。池も空の青を映し出す。

その水面に向けてパシャリ。

シャッター速度優先にしてできるだけスローにし、手持ちで撮影。
下の方の波は消せなかったが水面に浮ぶ散った花びらがまるで空に舞っているように見えて
これはこれで味があるんじゃなかろうか。


P3263615


こちらは空を背景に撮った写真。僕の好きな左下からの対角線構図だ。
植物はこれで撮ることが多い。

空の青に桜のピンクが映えて本当に美しい。日本人でよかった。


今回は小城公園で撮影した桜の写真の中からいくつかピックアップして貼った。
上にも書いたように他に唐津城と円応寺で撮影をしたのでその記事ものちに書こうと思う。


ところで桜の語源について最近知る機会があったので書いておこう。

「さくら」の「さく」はそのまま「咲く」。
「ら」は僕ら、彼らのように複数形を表す「ら」だそうだ。

たくさんの花が咲き乱れる様子を表した言葉が桜の語源となったようだ。


もう1つトリビアを。

桜は水辺や川岸、土手に多く植わっていることに気づいている人もいるだろう。
それにもきちんとした理由がある。

岸や土手の治水工事をしたあと、そこに桜を植樹しておくと春に花見客がたくさん訪れる。
そうすると大量の人だかりに踏みしめられた土、砂が固まりしっかりとした地面になる。
つまり工事で緩んだ地面の地固め補強になるわけだ。

これを狙って工事の後に植えられるために水際に桜が多いのだ。

何事にも理由があるんだなと感心した。また1つおりこうになった気がする。


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