今までの記事には書いていないが実は着々とカメラ機材を増やしていっている。
まずカメラをダブルレンズキットで購入したのが昨年末。
その時点では、
・E-PM1(カメラ)
・12-42mmレンズ
・17mmレンズ
・FL-LM1(付属フラッシュ)
だけだった。
購入した順番はバラバラだが、以下のものをちまちまと買っていった。
・40-150mmレンズ
・45mmレンズ
・レンズの保護フィルターとレンズフード(レンズの数だけ)
・レリーズ
・電子ビューファインダー
・フィッシュアイコンバーター
・ワイドコンバーター
・マクロコンバーター
・三脚(安くて全高1700mm!)
・Amazonベーシックのカメラ用バック(安くてとても便利!)
・ND フィルター(ND4と8、KenkoのZetaを買った)
・ステップアップリング(すべてのレンズでNDフィルターが使えるよう)
これが少し前までに購入した機材だ。この他に技術的な参考書やムック本、雑誌もどんどん
増えていっているので考えてみればかなりの金額を投じていることになる。
PLフィルターも買わないと…
さて、最近とても強く希望していることがある。それは、
ポートレートを撮りたい
ということ。
男性女性に拘わらずその人のイメージを最大限に魅力として引き出した写真を撮りたいのだ。
それで最近ポートレートの参考書などを買っていたのだがやはりライティングがとても重要となる。
カメラがデジタル主流になった今、単体の露出計はいらないという声も見聞きするが、僕は安く
てもいいからまずは買って使ってみようと思った。
・セコニックの単体露出計
が新たに加わった。
デジタルカメラは露出計を内蔵しており、それによって各モードで適切なシャッター速度や絞り量、
ISOなどを割り出しているが、すべて反射光式といって被写体に当たって反射してきた光を測定
する仕組みだ。
物によって当然反射する光の量(反射率)は違ってくるのだが、反射光式では反射率18%の
グレーを基準としている。
これは万物の反射率の平均値が18%となるからだ。色は灰色だ。
18%グレー板という板を持っているカメラマンも多く、露出やホワイトバランスを調整するのに
用いているようだ。僕は持ってない。
先程、物によって反射率は違うと書いたが、反射光式ではすべて18%基準で被写体の露出を
測っているので、被写体の実際の反射率によってカメラが割り出した適正露出が振り回される
ことになる。
つまり黒い被写体を測るとカメラは暗いと判断し、明るく撮ろうとする。結果黒は薄くなる。
逆に白い被写体を測るとカメラは明るすぎると判断し、暗く撮ろうとするのだ。
それを回避するために撮影の際は露出補正を行なって撮るわけだが、
入射光式の露出計があれば被写体の反射率に関係なく光量を測れるので、安定した測定が
できるようになり、被写体によって適正露出を悩まされることは減るのである。
被写体に当たっている光を直接測定する仕組みだからだ。
よくテレビなどでモデルの顔付近に機械を近づけてごちゃごちゃやっているのを見るが、
あれは露出計を用いて入射光式で測定しているのだ。
ちなみに僕が買った露出計は入射光式にも反射光式にも対応しているので必要に応じて
使い分けることができる。
被写体に近づける場合は入射、遠くの風景など被写体に近づけない場合は反射光式だ。
僕の機種はフラッシュの光も測定できる。
露出計は買った。当然次はフラッシュだ。ということで、
・フラッシュ(同じものを2つ)
を新たに買った。
撮影の際、フラッシュを直接当てるといかにも光らせて撮りました感が出るのだが、それを防ぐ
ためというか、光を柔らかくしたり分散させて光を回すためにディフューザーというものがある。
ようやく今回の記事の核心なわけだが…
大抵のフラッシュには専用のディフューザーが存在するのだが、僕が買ったFL-300Rには
残念ながらなかった。
多くのフラッシュで使えるディフューザーもあるにはあるが、大抵が物理的にサイズが大きく、
僕のフラッシュには装着できなさそうなものばかりだ。
そこでネット検索してみると自作している人も多かった。
ということで記事タイトルの通り、僕も自作してみたのである。
が、僕は折り紙つきの不器用だ。図工や工作の授業は大嫌いだった。
イス?買えよ。
本棚?買えよ。
基盤?買えよ。
もうね、ノコギリを使えば手の甲を切り、カナヅチを使えば指を打ち、ハンダゴテを使えば火傷する。
そんなレベルだった。
なのでネット参考にしたところでその不器用さは変わることなく(当たり前だけど)とても苦戦した。
更に、多くの人が使っているフラッシュの形(逆L字形)と僕のフラッシュの形が違うため、参考にした
記事通りには作れず、それもまた苦戦した。
(フラッシュの形はそれぞれググってみればわかるだろう。)
ご多分に漏れず長くなったが、僕がディフューザーを自作した手順をiPhoneで撮影した画像とともに
解説していく。同じフラッシュユーザーの人柱になればと思う。
1.100均でタッパーを購入。
作ってみて思ったが、後で画像を貼るタッパーより大きめのものがよかったかも知れない。
2.フラッシュのサイズを調べる(あるいは測る)。
3.フラッシュのサイズに合わせて厚紙を切る。
普通紙でもいいが後でカッターを当てるため厚紙にした。
4.タッパーに貼る。
5.厚紙に沿ってカッターで切り線を入れる。
直接切り抜いてもいいと思う。
6.切り線に沿ってカッターで切り抜いていく。
7.フラッシュを出し入れして穴のサイズを調整する。
サイズが問題なければ穴の淵にセロテープを貼って脱着時にフラッシュに傷が入らないように
保護した。念のためその前にヤスリを使ってバリ・角取りもした。
ここで、穴にフラッシュを突っ込んだ際、僕のフラッシュがI字形のために奥まで入ってしまい、
発光部がタッパーの上のほうになってしまうことに気づく。
どうしたものかと悩んでいると。。。
おっ!
これだ!!
8.切り抜いたタッパーの欠片を半分にカットし、向かい合わせてセロテープなどで繋ぐ。
これをタッパー内に固定してフラッシュが奥まで入ってしまわないようにすることを思いついた。
9.フラッシュの後ろ側になるタッパー底部にアルミホイルを貼る。
後方に光を逃さないようにするためアルミを貼って反射させることにした。
もっときれいに貼れないものか…
10.タッパーの内側にトレーシングペーパーを貼る。
トレーシングペーパーを持っていないのでクッキングペーパーで代用。
というか違いがわからんのだが…
11.加工したタッパーの欠片を固定する。
これにフラッシュがつっかえることで奥まで入っていかないようになる。
12.タッパーの口部分にトレーシングペーパーを張る。
これで完成となる。
器用な人ならもっと上手に作れるだろうし、工夫もできるだろう。
以下、装着イメージ。
果たしてこれでうまく光を拡散することができるか不安だったが、このディフューザーありなしで
タバコの箱にフラッシュを当てて試写した感じ、なしの時よりも影が弱まり光も全体に柔らかく
回っていたので一応は成功ということでいいだろう。
(試写した画像を消してしまったので成果物はまた今度貼ります。)
が、前述したようにもっと大きめのタッパーの方がよかったかも知れない。
光らせた感じ暗くなったということもなかったし、大きい方が光は多く回せるだろう。
トレーシングペーパーをもう1枚貼って二重にすれば、もう少し光が柔らかくなってよかったかも。
。。。。。。
っていうか。。。。。。。
見た目がすっげーダサい!!