8月27日火曜日に宮崎県は高千穂峡へ日帰り旅行へ行ってまいりました。
ツアーでの旅だったので立ち寄れるところも選べず、バスでの腰痛も含めて何かと不自由な旅では
あったけれど、九州を代表するパワースポットということもあって行ってよかったと思う旅となった。
このツアー、スーパーで買い物をしたレシートで応募するのだが、結構当たる。
今まで6、7回この手のツアーが当たっている。
んでこの手のツアーの特徴というか定番として、必ず佐賀県鳥栖市の工業団地みたいなところに
まず行って、ジュエリー工房や革製品などのセールをやられる。
今回もご多分に漏れず、ジュエリー工房兼ギャラリー・ショップにて宝石類の説明・セールを受けた。
僕はまったく買う気はないのだけれどここに滞在する(売りつける?)時間を多くとってあって
待ち時間が暇なのでギャラリーを見ながら時間を潰した。
見てみると結構現実的な価格設定なのね、これが。しかも分割◯◯回まで金利手数料は当社が負担
致しますときやがる。
「お、買えるやん!」って思っちゃう辺り思うツボに落とされてる感ハンパない。
よく考えたらプレゼントする相手おらんし。
そんな感じでなんとか忍び寄る魔の手から逃れてようやく、バスは宮崎を目指し始めた。
(ちなみに…)
以前参加した長崎県は西海へのツアーの時も同じジュエリー店行きが盛り込まれていて面食らった。
というのも経路が飛んでもなく無駄なことになっていたからだ。
唐津から南下して鳥栖市へ→北上して西の西海へ。。。
わざわざ一旦南の鳥栖へ行かずに直接西海へ行けばもっと観光できるのに…とどうしても思って
しまうのだが、恐らくこのセールがあるからこその破格ツアーなのだろうと納得するしかなかった。
さて、今回の旅の写真はこちらにすべて収めている。
フォトレイル:高千穂の旅
各地で様々な神話に関する説明も受けたのだが、こちらは僕がここに書くよりもそれぞれの
サイトで見てもらうほうがよくわかると思うので興味がある方は是非ググってみてください。
おもしろい物語になっていますよ。
今回はいくつかピックアップした写真を載せる。
まずは高千穂峡。
ロケ地:高千穂峡 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:1/40 ISO感度:1600 露出補正:+/-0 焦点距離:41mm
川の流れによって侵食されてえぐれた岩肌にバターナイフで塗られたような美しい緑の苔。
駐車場からは散策道を下っていくのだが、その間ずっとこういう美しい渓谷が見られる。
ロケ地:高千穂峡 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:1/250 ISO感度:200 露出補正:+/-0 焦点距離:25mm
3つの橋。下に写っているほうからそれぞれ大正、昭和、平成に架けられたそうだ。
土木建設技術の進歩につれてより便利な場所に橋を架けていったため、このように
3つの橋を眺められる景色ができたとのこと。なかなかない光景だ。
ロケ地:高千穂峡 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:1/2 ISO感度:200 露出補正:+/-0 焦点距離:40mm
定番ですはい。
三脚を持って行こうか悩んだ挙句、持参したには持参したが寸前で思いとどまってバスの中に
置いてきた。この判断は正しく現場に来てみるととても三脚を設置するスペースなどなかった。
しかしどうしてもこの滝をスローシャッターで撮りたかったのでどうしたものかと困っていたが
安全策の上にカメラを置けることに気付いて撮影した。
スポット中のスポットなので当然ここで撮影する人も多く、慌て気味で撮ったのでなかなか
手ブレを抑えきれなかった。
ロケ地:高千穂峡 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:1/2 ISO感度:200 露出補正:+/-0 焦点距離:14mm
同じ場所で横アングルで撮影。こちらのほうが気に入っている。
いつもは観光客のボートが多数浮かんでいるようなのだがこの日は何故か一隻もいなかった。
いたらいたでそれはそれでいい画になっていたのだろうか。
ロケ地:高千穂峡 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:1/50 ISO感度:200 露出補正:+/-0 焦点距離:23mm
散策道を降りきったゴール(?)付近にあった池とその中に佇む小さな祠。
なんだか静かで神秘的な光景にシャッターを切ったが、日陰と日向の輝度差が激しく、更には
具合の悪いことにちょうど祠辺りが影になっていたのでちょっと残念だ。
ちなみにこのすぐ側で現地のカメラマンによって記念撮影をされて、その写真はバスに乗る
直前に販売される。買わなかったけど。
集合写真を撮る際には邇邇芸命(ニニギノミコト)が登場するというサービス(?)もあった。
そちらの様子はフォトレイルでどうぞ。
このあと一行は高千穂峡を出て、天岩戸神社へ向かった。
天岩戸神社は素盞嗚命(スサノオノミコト)の乱暴に怒った兄の天照大神(アマテラスオオミカミ)
が籠ったとされる岩戸が祀られている神社だ。
その岩戸はこのツアーのように集団での観光客の受け付けでのみ見学できるが、通常は非公開
とのことだ。
神社の裏手にその岩戸はあるが、そこへの門をくぐる前にお祓いが行われ、門の内部は一切の
撮影禁止とのことだったので、当然写真はない。レポートできずに残念だが仕方ない。
神社自体は撮影可だったのでその写真を掲載。
内部の様子も写したかったのでEVブラケット撮影し、HDR合成した。
が、前述の通り三脚なしでの撮影だったのでブレがひどく、合成時にいくらか補正されるものの
画像が荒れている。ISO感度も高めでないと露光が足りなかったので。。。
ロケ地:高千穂峡 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:1/80 ISO感度:1250 露出補正:- 焦点距離:14mm
天岩戸神社。岩戸見学の際はこの前でお祓いを受けた。
ロケ地:高千穂峡 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:1/80 ISO感度:1250 露出補正:- 焦点距離:14mm
合成用の写真を撮る際は動き物に注意。基本中の基本。
が、イケるか!と思って撮影してみたらこのありさまで、どうしてもショット間で人が動いてしまい
木の左にいる人なんか幽霊みたいになっとる。
そしてその木がアングルに入ってしまったことが残念。
人が捌けた時に撮影できればよかったのだが。。。
神社参拝の後はそのままその足で天安河原へ散策道を下って行く。
天安河原は天照大神が岩戸に隠れ世界が闇に包まれたおりに、八百万の神が集まり、
どうやって天照大神を岩戸の外に出すかを話し合う会議を行った場所だ。
この河原で願い事をしながら石を積むとその願いが叶うという。。。
が、写真を見てもらえばわかると思うが、石という石が今までに訪れた観光客の手によって
積まれているので、これから積む石がもうない。
どうしたらいいの!!私の願いは叶えられないの!!!!
という方、ご心配なく。
既に積み上げられている石を崩して、新しく積めばいいよとのことだ。
え、いいのかよって思ってる間に僕以外の観光客が早々に積まれた石を崩しだしてその光景が
異様で怖かった。壊された石の塔に込められていた願いはどうなるの!!!!
僕は芋引きなのでできなかった。
現場の様子はこんな感じ。
ロケ地:高千穂峡 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F5.6 シャッター速度:1/13 ISO感度:1600 露出補正:+/-0 焦点距離:42mm
崩された石が少し散乱しているが積めそうな石はほとんど残っていない。
色んな人の願い事が込められてるんだなあと思ってみるとなんだか感慨深いものがある。
ロケ地:高千穂峡 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F3.5 シャッター速度:1/125 ISO感度:6400 露出補正:-0.7 焦点距離:14mm
石を積む人。ちなみにこの人も既に積まれた石の塔崩してたー!
この日はとてもいい天気で気温も高かったのだが、この辺りはひんやりしていて心地よかった。
が、見ての通りその分暗いのでかなりの高感度での撮影となり、画質は見ての通りだ。
モノクロにはしたくないがモノクロみたいに仕上げたかったので彩度をぐんと落とした。
ロケ地:高千穂峡 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F4.4 シャッター速度:1/50 ISO感度:1600 露出補正:+/-0 焦点距離:25mm
さっきの写真を撮った位置のすぐ後ろは川なのだがその向こう岸にも石が積まれているのを
発見。苔や木々の緑と冷たい川の水が美しい景観を作り出し、そこに積まれる石の塔。
しかし、どうやって向こう岸に行ったのだろう。。。
疑問は最後まで晴れなかった。