唐津城の藤が見頃というニュースを得たので早速行ってきた。

GW中、この唐津城は大盛況で駐車場待ちの車が公道で大量に待機しているという事態になって
いたが、この日もそこまではいかないが多くの見物客で賑わっていた。 

前の記事、

唐津城とその付近の夜景

鏡山に行ってきたよ!!

世界よ、これが日本の桜だ。

に写っている通り唐津城は海に囲まれた高台にある。

天守を目指すには石畳を歩いて登るか、斜面に沿って設置されている斜め式のエレベータを
利用するか選択できる。

石畳を登るのはいささか骨が折れるのでいつもはエレベータを使うのだが、今回の目的である
藤棚は石畳を登りきったところにあるので汗をかきながら歩を進めた。
(エレベータは天守を挟んでその反対側)

石畳を登り切ると…まあ言葉で表現するよりも写真を見てもらうほうが美しさが伝わるだろう。
(写真で表現できてればの話だが)


P5034240
ロケ地:唐津城     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値:F2.8     シャッター速度:1/2500     ISO感度:1000     露出補正:+/-0     焦点距離:17mm


他人の顔が写り込んだ写真の公開については、悩んだのだが弁護士会のHPに見解が載って
おり、それによると主体・目的があくまで風景あるいは他の被写体で、写り込んだ他人について
の言及や中傷がなく、その人物の個人を特定できる情報がない場合は、特に問題ないとのこと
だった。

とまあ難しく書いたが当然と言えば当然である。
もしこれがダメなのであれば雑誌に載っている写真も大量に一般人が写っているし、テレビも
バラエティでも報道でも街中での撮影ができなくなってしまう。

ということでみなさん藤を見てください。これ、なんと1本の木。樹齢は見てくるの忘れた。

石垣を登り切って左へ行くと天守が見える。


P5034269
ロケ地:唐津城     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値:F5     シャッター速度:1/2000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:17mm

上に貼った桜の記事にも書いた通り、唐津城は現在石垣の修復工事中だ。

一旦石垣を取り払っていることは知っていたが、その間天守はこうやってジャッキアップして
支えてるということに驚いたのでパシャリ。

ここでUターンするように右へ回ると階段があり、天守へ入ることができる。
今回は藤が目的なので行かなかったが。


P5034270
ロケ地:唐津城     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値:F5     シャッター速度:1/800     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:17mm

さっきの写真を撮ったポイントから反対方向を撮影。左に写っている階段を登ると天守への
道。こうして見るとやはり天守が目当てであればエレベーターを使ったほうがよさそうだ。


P5034272
ロケ地:唐津城     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値:F5     シャッター速度:1/200     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:17mm

レンズの最短距離まで寄って撮影。今回は人が多くレンズ交換がしづらいこともあり、マクロ
コンバーターレンズも他のレンズも使わず、このパンケーキのみですべて撮影した。

背景のボケの量はさすがに少ない。


唐津城と藤HDR2ブログ用削除おk
ロケ地:唐津城     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値:F11     シャッター速度:1/100     ISO感度:200     露出補正:-     焦点距離:17mm

この日は日差しが強く、また撮影に行った時間帯も悪く、藤棚と唐津城天守を一緒に写真に
収めようとした場合、逆光になる。

藤棚に露出を合わせると天守が白飛びし、天守に露出を合わせると藤棚は黒つぶれする。
つまりカメラのダイナミクスレンジを超えてしまう環境だった。

こういう時はHDRの出番だ。

では早速、と思ったが一番いい撮影ポイントで若い集団がバドミントンで遊んでいたので、仕方
なくここからの撮影となった。
(後からわかったことだが、この時バドミントンをしていた若者の1人が、僕のツイッターのフォロ
ワーだった。お互い顔は知らないが。。。)

天守の頂上も写したかったのだが、これ以上ローアングルにするとフレアやゴーストが発生した
ので、泣く泣くこのアングルで撮影した。

これを撮り終わって後ろを見ると若者集団はバドミントンをやめて持参したお弁当を食べていた
ので、すかさずそちらへ移動して撮影することができた。


唐津城と藤HDR1ブログ用削除おk
ロケ地:唐津城     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値:F11     シャッター速度:1/160     ISO感度:200     露出補正:-     焦点距離:17mm

ややブレがあるものの合成により天守も藤棚もその下の日陰もきれいに露出できている。

HDR合成とはなんぞ?という方はこちらをどうぞ。

関連記事:
HDR合成用ソフトPhotomatix Proについて
今まで作ったHDR合成写真

Photomatix Proを購入したのはいいが、HDRiを作るのがすっかりご無沙汰になっていた。
上の写真のように非現実的な写真が得られる楽しみがせっかくあるんだからもったいない。

HDR合成に適した被写体を探して撮りまくって、HDRiばかりを貼った記事を書くのもいいな
と思った。