忘れてたわけじゃない。
忘れていたわけでは決してない。
夏の暑さにめげていただけだ。
関連記事:佐賀県駅シリーズ(筑肥線_西唐津~浜崎)
5月の半ばにこの企画をスタートさせてから約3ヶ月半。ようやく再開させようと動き出した。
前回の記事に書いたPLフィルターは何とまだ買っていない。
(レンズ買うのもいいけどいい加減そういうの買わなきゃ…)
急に思い立って(思い出して?)撮影に行ったのが9月5日、仕事が終わって午後からだったので
あまり遠くへは行けない。ということで残っている駅の中で一番近い伊万里駅からの路線を選択。
割りと近くに住んでいながら伊万里駅に行くのは初めてだ。
iPhoneアプリのナビを駆使して伊万里駅へ向かい、そこから相知方面へ向かいながら駅を
撮影していった。
今回特に強く思ったこと。
それは「こんなところに駅があったのか。」ということだ。
初めて訪れる町や初めて通る道もあったが、これまでに何度も何度も通ったことがある道の
すぐ脇に駅があったのに今までそのことを知らなかったことに驚かされた。
駅名や地名自体も初めて見るものもあった。
地元ですらこれだ。僕らには知らないことが無限にあるのだなと。
さて、初回となった前回は試行錯誤しながらの撮影だったため、RAWで撮影してみたり、
EVブラケットで撮影してみたり、色んな角度から何枚も撮影してみたりとかなりの手間時間を
要したが、要領を掴んで今回からEVブラケットをJPGでささっと撮っていくことにしたので
スムーズに撮影は進んだ。
今後は遠方での撮影やまったく土地勘のない場所での撮影もあるので無駄なくさっさとね。
本当ならその土地土地の面白いものや史跡、名所なんかも撮ってみたいけれどもそれを
やりだすと本当に何年もかかっちゃいそうなので、企画に沿って駅の写真だけを。。。
それでは成果物を、気まぐれで撮ったiPhoneの写真も交えて貼っていく。
前のHDRiの記事にも書いたが露出の違う写真を合成して作るので露出補正の項はない。
シャッター速度も今までは表記していたが、絞り優先で固定してシャッター速度変動にて
EVブラケット撮影しているので今回からは表記しない。
ロケ地:伊万里駅 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F3.5 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:14mm
伊万里駅…こんなところだったのか…
初めて来てみたけど唐津駅よりきれいな駅舎だった。
道路を跨いでいるので車がはけてしまうのを待つのに苦労した。
ローアングルからよく晴れた青空を入れて撮影したこの一枚がこの日のベストショットだった。
右下のはいらなかった。不注意だ。
ロケ地:伊万里駅 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F4 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:20mm
さっきの写真は南側から駅をみた写真でこちらはその逆だ。
何しろひっきりなしに車が通ったり人が歩いてきたりするので、その合間の一瞬をなんとか
縫ってシャッターを切った。
南の上空から雲が迫りつつあったのでこちらは澄み切った青空とはいかなかった。
ロケ地:上伊万里駅 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:14mm
次の駅へ。上伊万里駅だ。
こちらは打って変わって人っ子一人いなかった。
ご覧のとおり駅舎すらなく無人駅だ。いかにも田舎の風景といった感じでこれはこれでいいの
ではなかろうか。多分。
ロケ地:金石原駅 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:34mm
はい、無人駅。というか伊万里駅以外ぜーんぶ無人駅(笑)
ここからしばらくは誇張でなく本当に人が歩いてるのも駅にいるのも見かけなかった。
山の中を縫うような路線なので仕方ないといえば仕方ないが、民家はちらほらあるので
廃線にはできないんだろうなあ。
ロケ地:桃川駅 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:19mm
ここは駅を正面から見ることができなかったのでどこから撮影しようかとしばらく悩んだ。
線路を跨いで向こう側へ歩いて行くことはできそうだったし、草が倒れていて明らかに普段から
そこを人が歩いている様子だったが、「通行禁止」と書かれた看板があったのでそれに従った。
正直言うと誰もいないし行っちゃおうかとも思ったが。。。
ちなみに奥の方に僕の車が写っている。
ロケ地:肥前長野駅 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:28mm
この駅は僕が以前しょっちゅう通っていた道路のすぐ脇にあった。
この時までここに駅があるなんてまったく知らなかった。
写真を撮っている時に何故かこの駅舎に惹かれて中まで入ってみた。
iPhoneで撮った写真だ。誰かこのソファに座ることがあるのだろうか。。。
そもそも利用者いるのだろうか。
昔は有人駅だったことがわかる。
ここ、電車に乗る場合は線路の向こう側にある乗り場へ歩いて行かなければならない。
じゃあどうやって行くのか。
ここを歩いて。
踏み切りなし。
電車が来る場合は自動のアナウンスがあるのだろうとは思うが、なんとも危なっかしい気がする。
ちなみに乗り場は
こうなってます。
駅舎の裏側は
こんな感じ。
その屋根の下に何か見えるので近づいてみると。。。
どうやってこんな高いところに落書きを。。。
以前はこの辺りもいくらかは人で賑わっていたのだろうか、などと考えながら駅舎を眺めている
とどこからかの風に乗ってひどく臭い香りが漂ってきていることに気付く。いやくっさい!!
なんだなんだと周囲を歩いてみると。。。
牛さんです。牛さんが暮らしているようです。駅のすぐ脇で。
ちょうどこの時はいなかったけど(どこに行っていたのだろう?)
ここからは走り慣れた道。もうナビは必要ない!→いいえ。
この辺りは人が住んでいないと、てっきりそう思っていたのだがこうしてよくよく見てみると、
あるいは道から少し外れると、小さな集落があってその中に駅がある。
これだからドライブしたり散策するのは楽しい。知らないところや聞いたことない場所、行った
ことない場所がこんなに近くに、こんなにたくさんあるのだから。
ロケ地:大川野駅 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:14mm
辺鄙な所に割りかし立派な駅舎。が、無人駅です(笑)
やはり中が気になるところで入ってみると
何やら展示室になっているようで。
残念ながらカギがかかっていて入れなかった。
では覗こう。
こんなところでも一応展示するだけの史跡があるようだ。いずれゆっくり見てみたいと思う。
自分が住んでいる土地の歴史や成り立ちぐらいは知っておきたいものだ。
そしてここも当たり前のように
スリリングな乗り場への道を体験できる。
ここから更に山奥へと進んでいく。
ロケ地:駒鳴駅 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:14mm
もうこうなるとほとんどバス停のようだ。
(特筆すべきこともなく困っている)
ロケ地:佐里駅 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:28mm
佐里です。ここは割りと有名です。やっと書くべきことができました。
iPhoneで撮った写真どうぞ
(ええと…この植物はなんだっけ。。。)
奥に見えるガラス張りの三角の建物は温泉です。それも
女 性 専 用 温 泉
今胸をときめかせながらここへ向かう身支度を始めようとしている男性の方、残念。
外から中は見えません。当たり前か。
ここ、冬は一面イルミネーションで幻想的に(これが本当に素晴らしい)、秋はコスモス畑となり
温泉があることもあってとても多くの人で賑わう。
夏場のこれが何なのかはよくわからないけど。。。
ロケ地:西相知駅 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:22mm
ここが一番不思議だった。
何がって周りに家が一軒もない。なんだか何かの手違いで別の世界に作られた駅のようで
ここから電車に乗ると大学士が牛の祖先の化石を掘っている光景が見れたり、鳥捕りに
お菓子のような雁を分けてもらえたりしそうだ。
少し離れたところに民家があるのだろうか?
ロケ地:肥前久保駅 カメラ:E-PM1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:15mm
ここもすぐ横の道を何度も何度も通っていたところにあった駅だ。
その道は写真の右奥に見ることができるが、この時まで自分が線路の上を跨いで車を運転
していたことを知らなかったぐらいだ。
特筆すべきことは、ない。
いや、近くに誰か有名な人のお墓があったような。。。まあいいや。
さて、これにて現在78駅分の16駅、約20.5%が撮影済みとなった。
次はどこを撮ろうか。
時間が取れれば遠方の鳥栖や松浦鉄道へ足を伸ばしてみたいと思う。
ちなみにこの企画の写真はすべてこちらのフォトレイルでひとまとめにしているので是非、ご覧あれ。
フォトレイル:佐賀県駅シリーズ(進行中)
ところでこれらの写真を見て「何で電車も一緒に写さないの?」「せっかく鉄道なんだから電車も
写せよ!」と思われる方もいるだろうが、それはままならないことなんです。
この日僕はただの1本も電車を見ることがなかった。
これだけ鉄道に沿って車を走らせ、駅に立ち止まり、撮影したにもかかわらず。
佐賀空港で未だ飛行機を見ないのと同じく、ただの1本も電車を見なかったのです。。。
コメント