気のまま旅行/気まぐれ写真

ミラーレス一眼で撮影した写真や旅行、ロケ地のことを。
鷹ファンなのでその辺りや趣味のカクテルの話、映画や音楽のこと
その他色んなジャンルのことを色々と。。。

カテゴリ:お祭り・イベント


今日の記事はもう3ヶ月も前の話。
オリンパスのデジタルカレッジ(いわゆる写真教室兼撮影会)に参加してきた。

ずいぶんブログを放置したもんだ。


場所は福岡県は柳川市、タイトルの通りひな祭りだ。
さげもん(さげものの方言訛り)という吊るして飾る雛飾りが有名だ。

柳川市観光協会HP│柳川雛祭り さげもんめぐり


柳川の駅で講師の斎藤功一郎先生と他の参加者の方々と合流。
参加者の方々は既に顔見知り同士という人が多かったが、僕はまだカメラを買って日が浅いのも
あり、知っているのは昨年秋の撮影会に参加されていた1名の方のみだった。

知らない人ばかりで最初少し緊張したがみなさん和気あいあいとしていてすぐ慣れた。
というより写真撮るのに必死になるので撮影にすぐ夢中になりそんな場合じゃなくなった。

後日、ユーストリームにて公開講評があるということもあり…。


当日はとても気持ちのいい陽気に包まれてまさに撮影会日和。
きらびやかで艶やかなひな祭り衣装をまとった女の子たちが渡船に乗って川を下っていく様を
見て、心まで陽気に包まれた。


今回はブログということでたとえ祭りの参加者でも未成年の顔が写っている写真は掲載を控える。


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舟の係留所。いわばタクシー会社みたいな。


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ひな祭りの水上パレードの前後は一般の観光客たちを乗せて川を巡る。


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ひな祭り水上パレードの様子。

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雅だ。OM-4で撮影。


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これがさげもん。
街のいたるところにこの飾りが下げてあった。


どの舟の船頭さんも乗せているお客さんに街の歴史や見どころなどを面白おかしく話しながら
舟を進めていたが、若い船頭さんだけが行うパフォーマンスがあるという。

街を撮り歩いているとやってきた舟からそう言う船頭さんの声が聞こえてきて、みんな一斉に
カメラを構えた。

この様子を連続写真で。

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簡単そうに見えるけどちょっと間違えると川に落ちたり、間に合わなくなってお客さんだけを乗せた
舟が船頭さんを置き去りにして進んで行ったりと、意外と大変なパフォーマンスなのかも知れない。


昼食は柳川名物の鰻を。
最近鰻に関する暗いニュースが多いね。将来手が出せなくなるのだろうか。。


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昼食を摂った食事処の前を流れる川。川にそって工芸品などのお土産屋さんが並び、一番の
人口密度だった。


さげもん祭が終わったあと、偶然この日に結婚式挙げられるカップルがいてサプライズ。


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新郎新婦を乗せた舟は、その場に立ち合わせた観光客や街の人たちに祝福されながら、
式場となる旧柳川藩主別邸の御花へと川を進んでいく。

柳川藩主立花邸御花HP


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なんだかこちらまで幸せな気分になる、素敵な一日だった。



前に唐津くんちの記事を書いた。

関連記事:唐津くんち(佐賀県唐津市のお祭り)


この記事にも書いたようにおくんちと並行して佐賀市ではバルーンフェスタというものが開かれる。

2013佐賀インターナショナルバルーンフェスタ

競技会や試乗、そしてパフォーマンスなどを催し、かなりの集客となる。
しかし残念ながら前述通り唐津くんちと日程がほぼ重なるため、僕は数回しか行ったことがない。


2、3週間ほど前、ネットか何かでSAGAバルーンミーティングというものが行われていることを知った。

SAGAバルーンミーティング


フェスタの方には行けなかったがこれならバルーンが撮れる!と早速1月19日に行ってきた。
次は2月16日に最後のバルーンミーティングが行われるらしい。多分それも行く。


佐賀市は2016年の世界選手権大会の誘致にも力を入れているらしくえらい熱気をまとっている。
と思って行ったのだけれど、僕が行った日に飛んでいたのは試乗機2機を含む8~10機程度だった。

バルーンフェスタみたいにもっと盛大にたくさん飛んでいるイメージだったのでややがっかりだった。
2月16日に期待したい。

バルーンは7時半頃から飛んでいるということだったので早起きして国道を南下、8時前に佐賀市へ。
先日の駅シリーズの記事で登場したバルーンさが駅辺りの河川敷へ。既に見物客で賑わっていて、
ホットドッグや味噌汁などの屋台も出ていた。

関連記事:佐賀県駅シリーズ(長崎本線_バルーンさが~肥前麓)


まずは引きで撮った写真から。

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これはだいぶ日が昇ってから撮ったもの。ちょっと寂しい感じ。


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12-40PROレンズの望遠端でデジタルテレコンを使って撮ったもの。


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バルーンのデザインはスポンサー会社のロゴや企業名など。


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この後左のバルーンが倒れて木に引っかかってた。


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こちらは見物客向けの試乗体験機。僕はとてもじゃないが乗れない。
ロープが切れるんじゃないだろうかとか引火して焼け落ちたりとか、いらんことばかり頭をよぎる。
しまいにゃ鳥さんに突っつかれて墜落するんじゃないかとか。。。

この写真はまだ早朝。以下、段々早い時間に撮った写真になります。


P1190029
ロケ地:佐賀市嘉瀬川河川敷     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8     シャッター速度:1/400     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:34mm


何せ飛んでるもんで風に揺られて横位置が変わったり上下位置が変わったり。
この試乗体験はグラウンドのようなところで行われていたのでその中をぐるぐる動き回りながら
太陽の位置やバルーンの位置でこの構図を決めた。


P1190024
ロケ地:佐賀市嘉瀬川河川敷     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8     シャッター速度:1/320     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:40mm

これほんと引火しないのかなーって思いながら撮った。
情報では係留なしでの試乗体験だと聞いていたけどしっかり繋がってんじゃんね。

アートフィルターのクロスプロセスでRAW現像してみた。


P1190040
ロケ地:佐賀市嘉瀬川河川敷     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8     シャッター速度:1/1600     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:30mm

ここからすべて朝日を絡めて撮った写真。


P1190042
ロケ地:佐賀市嘉瀬川河川敷     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8     シャッター速度:1/640     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:12mm

バルーンのカゴで太陽を隠して撮ったのは上の写真と同じだけど、こちらは暗い部分で測光して
AEロックして撮った。WBは白熱電球にした。この青い感じ好き。ゴースト出てるね。


P1190065
ロケ地:佐賀市嘉瀬川河川敷     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8     シャッター速度:1/3200     ISO感度:200     露出補正:-1.3     焦点距離:19mm

ここからすべて同じ構図でWBを変えて撮ったやつ。うん、青いいね。


P1190066
ロケ地:佐賀市嘉瀬川河川敷     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8     シャッター速度:1/4000     ISO感度:200     露出補正:-1.7     焦点距離:19mm

実際の色はこんな感じ。WBは太陽光。


P1190018
ロケ地:佐賀市嘉瀬川河川敷     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8     シャッター速度:1/3200     ISO感度:200     露出補正:-1.3     焦点距離:19mm

実は2つ上の写真とまったく同じもの。RAW現像時に蛍光灯したらきれいかなと思ってやって
みたら案の定これ。僕はこれが一番好き。

ついでにハイライト&シャドウコントロールでシャドウ部を-2して黒く潰した。


前にフィルムカメラの話を別の記事に書いたけど、気づいたらOM-2のブラックとシルバー、
OM-4の計3台になってた。レンズもどんどん増えて。。。

OM-4は僕と同じ年に誕生したカメラなのでどうしてもほしかった。

そんでこの撮影の時にOM-2の2台も持ってそちらでも撮った(OM-4はこの時まだ未入手)。
ブラックにモノクロフィルム、シルバーにカラーネガフィルムを入れていたのだが、それぞれに
100と400、感度の違うフィルムを入れていたのを帰る途中で思い出した。

感度100に合わせてマニュアルで撮ったのでシルバーで撮ったほうはオーバーになってるかも。
いずれにしてもフィルムをまだ現像に出していないので。。。

現像ができたら掲載しようと思う。
楽しみだー。




「エンヤ」といえばみなさんにとってはジョジョであり、ジャスティスであり、エンヤ婆だろうが唐津っ子から
してみればそれはズバリ唐津くんちなのだ。


毎年11月の2日から4日にかけて佐賀県唐津市で行われる国の重要無形民俗文化財である唐津くんち。
唐津っ子は何よりもこの催し事が大事で、これのために生きている、という人も少なくないほど。


紅白歌合戦に曳山が出たり、シャンゼリゼ通りなど国外進出したりと今や全国的にも有名になりましたし、
年々来場客数も多くなり、唐津市民どころか佐賀県民の人口と同じくらいになるのではないかと。


この「くんち」という言葉だが、九州北部以外の人には馴染みのない言葉だと思うので、ウィキペディアを。


ちなみに10月末から11月の頭にかけて、佐賀市のほうではバルーンフェスタが開催されている。
こちらは世界的に有名で、競技会やイベントも大変人気だ。

現在は数年後の世界競技会誘致に向けて励んでいるようだ。

ただ唐津くんちと日程がかぶっていることもあり、見事に観光客を奪い合ってるなと僕なんかは思うわけだ。
この辺りが人を呼ぶのが下手な佐賀県だなと。


同じ佐賀県とはいえど、北の唐津地方と南の佐賀地方では文化圏から住民の気質から何から違う。
元々からして藩が分かれていたので当然といえば当然だ。

南部はよく「佐賀人が通った跡には草も生えん」と言われるほど貧乏症というか、倹約家というか、
地道な努力をコツコツと、というような気質なのに対し、
我が北部の唐津人の方はどちらかというか豪快陽気な博多人の方に近い気質だと言われている。


話が逸れた。

さて、長々と話を書くよりも見てもらったほうが早いので早速写真を。
まずは2日夜に行われる宵山の様子から。これを皮切りに唐津くんち本祭が開幕していく。
(今回は撮影情報はつけません)


PB020024
この写真は記録ではなく作品として撮影した写真なんだけど、、、後ろ姿、、、素敵じゃないです?


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酒呑童子と源頼光の兜。個々の曳山については後述します。

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武田信玄の兜。

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信玄がいればもちろん上杉謙信の兜も。

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酒呑童子の顔は横から見ても恐ろしく。。。

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珠取獅子。これは後ろ姿がとてもキュートで人気なのだけど残念ながら今年は撮影できず。

PB020094
駅前の様子。凄まじい人の数で場所に寄ってはまったく身動きが取れなくなることも。


上に2~4日に開催されると書いたが、3日は雨に見舞われ、くんち自体は決行されたのだが
僕はいかなかったのであとは4日の写真となります。

(何故かおくんち開催期間中に一回は雨が降ります。。。)


曳山について・・・曳山は全部で14台。町ごとに所持しています。詳しくはこちらを。

Wikipedia:唐津くんち


唐津くんちの魅力はなんといってもこの絢爛豪華で迫力ある曳山であり、囃子だ。
どこのお祭りもお神輿は神社を模倣した似たような造りなのに対し、こちらは大変特徴的だ。


一番曳山からご紹介。

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一番曳山、刀町の赤獅子(1819年・文政2年)

僕が好きな坂本龍馬が生まれる17年も前に制作されていたことに今更ながら僕も驚いた。
角は1本で下がり耳。


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二番曳山、中町の青獅子(1824年・文政7年)

こちらは角が2本に分かれていて上がり耳です。


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三番曳山、材木町の亀と浦島太郎(1841年・天保12年)

これを亀と呼んでいいのかという形相。浦島さん平然と乗っかってますけど。


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四番曳山、呉服町の九郎判官源義経の兜(1844年・天保15年)

お馴染みの義経です。


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五番曳山、魚屋町の鯛(1845年・弘化2年)

女性に一番人気の曳山で、愛らしい顔が特徴的。
ただこの町、巡業中に塩をバンバン撒くので注意が必要です。


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六番曳山、大石町の鳳凰丸(1846年・弘化3年)

鶏とか言うとこの町の人は激怒しますよ。鳳凰です鳳凰。神妙な表情がグッときます。


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七番曳山、新町の飛龍(1846年・弘化3年)

こちらも魚じゃんなんて言うと、、、飛ぶ龍とかいてひりゅうです。魚ではありません。


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八番曳山、本町の金獅子(1847年・弘化4年)

赤獅子青獅子とかぶってるって?やかましいわ。


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九番曳山、木綿町の武田信玄の兜(1864年・元治元年)

みなさんご存知武田信玄。ちなみに「もめん町」ではなく「きわた町」と読みます。
今はスナックなどが並ぶ歓楽街となっています。


PB040096
十番曳山、平野町の上杉謙信の兜(1869年・明治2年)

信玄の好きライバル。信玄と共にファンが多い戦国武将ですね。


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十一番曳山、米屋町の酒呑童子と源頼光の兜(1869年・明治2年)

出ました、紹介します。うちの親父です。嘘です。でも本当にこんな顔してます僕の父親。

子供はほとんどそうじゃないかと思うのですが、僕はこの曳山を見てギャーギャー泣いてたそう。
だってこの血走った眼が。。。

源頼光が酒呑童子を成敗し首を跳ねたところ、酒呑童子の首が兜に飛びかかり噛み付いた、
という伝説をモチーフにしてあります。

酒呑童子についての記述はこちらをどうぞ。

Wikipedia:酒呑童子

(上の伝説については<妖怪としての酒呑童子>の項に記述があります)


PB040104
十二番曳山、京町の珠取獅子(1875年・明治8年)

お椀のように見えるのは珠(球)の上半分を表していて、それを獅子が取っている様子ですね。
後ろから見ると獅子のお尻がとてもキュートなんですが、前述の通り撮影しておらず。。。

昔は黒色でした。


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十三番曳山、水主町の鯱(1876年・明治9年)

若干飛龍とかぶっていることは否めないですがこれは鯱です。
哺乳類のシャチではなく、名古屋城の金のシャチホコで有名な方の鯱です。

ちなみに「かこ町」と読みます。


PB040107
十四番曳山、江川町の七宝丸(1876年・明治9年)

いきなり中華色な曳山ですが、何故でしょう。
他の町と比べて江川町だけ離れたところにあるのが何か関係しているのでしょうか。
何か特別な感じしますね。


ちなみに昔は紺屋町の黒獅子というのがあったらしいのですが消滅した模様です。


町名について。
町の名前からどういった人々が暮らしているのかわかるのが面白いですよね。例えば、
刀町→鍛冶職人
米屋町→米屋
魚屋町→魚屋
呉服町→呉服屋
材木町や木綿町もそういった感じなのでしょう。町の名前はきちんと由来があって、そういう
古からのものが残っているというのはとても素敵なことだと思います。


さて3日間に渡って唐津の町を練り歩くわけですが、そのコースやそれぞれの町の位置など、
こちらのページにPDFで載っていますので貼っておきます。

唐津くんち巡業マップ(PDF)


さてここからは僕が思い思いに撮影した写真たちを貼っていきます。

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塩を撒く鯛。近くにいるとぶっかかります。目に入ったら悶絶します。

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信玄の兜の横顔と、、、

PB040093
お馴染みの風林火山。


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謙信の兜の横顔と、、、

PB040099
お馴染みの毘沙門天。


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信玄の兜のアップ。

PB040154
謙信の兜のアップ。

PB040160
義経の兜のアップ。

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酒呑童子のど迫力。頼光の兜にかぶりついている様子がこれでわかると思います。

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鳳凰丸アップ。

PB040164
飛龍アップ。

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女性ウケも狙ってしっかり鯛のアップも撮ってきましたよ。


ここからは4日の午後の中休みの際に唐津駅前に勢ぞろいした様子をどうぞ。

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並んでると更に絢爛豪華。


ついでに何枚かアートフィルターのリーニュクレールでも現像してみたのですが、これがまた
違っていい感じになったので貼っておきます。

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PB040188-1


PB040178-1


最後に、動画も作っていますのでそちらを貼って終わります。

例によってYouTubeとニコニコ動画両方に投稿していますので、お好みのほうでご視聴ください。
唐津くんちの魅力の1つでもある独特の囃子もこちらで聴けますので是非。

忙しい人のための唐津くんち2013



忙しい人のための唐津くんち2013





 

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