昨日の記事に引き続き松浦鉄道写真を。
関連記事:佐賀県駅シリーズ(松浦鉄道_福島口~東山代)
ロケ地:川東駅 カメラ:OM-D E-M1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:19mm
JRの伊万里駅から北西と南西に線路が二手に分かれ、北西側の隣駅が前の記事の東山代駅
で南西側の隣駅がここ川東駅となる。駐車場は3台分くらいあった。
この路線は伊万里と有田、世界的にも有名な2つの焼き物の里を結ぶ鉄道だ。
ちなみに我が唐津の唐津焼も全国的にはそこそこ有名ですね。
陶磁器と言えば佐賀県には重要無形文化財保持者、つまり人間国宝が4人おり、現在佐賀県立
美術館で「人間国宝四人展」が開催されている。
(国内で最も著名な陶芸家の14代酒井田柿右衛門さんが先日亡くなられたので現在は3人)
先日これを観に行きましたがいやー素晴らしかった。柿右衛門さんの色絵の美しさも当然素晴ら
しかったのですが、僕は井上萬二さんの白磁にとても魅せられてずーっと見入ってました。
「白磁黄緑釉干潟彫文鉢」や「白磁緑釉牡丹彫文鉢」、「青白磁彫文花型花器」と色々と心惹かれ
る白磁器があったのですが、中でも特に「白磁練込花器」はまろやかな艶やかさの白にすうっと溶
けていくような淡い青模様が美しく、どこからどう眺めても見るものをうっとりさせる魅力がありました。
更紗の鈴木滋人さんの「枯芙蓉」もデザインや色の可愛らしい艶やかさが目を引き、これは現代の
若い女の子でも気に入るんじゃないかなと思います。
柿右衛門さんの作品の中では「濁手麦文額皿」と「濁手蓼文額皿」の色使いと質感の描写が独特で
面白かったですよ。
人間国宝四人展STSサガテレビ特設HP
佐賀県立美術館と言えば少し前にナント美術展が開催され、その時も行きました。
ナントと言えばエルンストやジャン・レオン・ジェロームの「羊の角をつけた女性の頭部」は誰しもが
知っている名画なのでピンと来るのではないでしょうか。
僕が特に気に入ったのはオーギュスト・トゥルムーシュの「手紙」と「温室にて」。特にドレスの描写。
滑らかで光沢のある質感がよく描かれていてうっとりと見とれていました。
これらの名画を生で観ることができたのは本当にいい経験だと思いました。
佐賀県立美術館│ナント美術展
話がだいぶ逸れました。。。
ロケ地:金武駅 カメラ:OM-D E-M1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:12mm
北西側の路線では海岸沿いを走っていた線路が、南西側では山際を走る線路となる。
ここも然りで写真の通り向かいは山なので、ホームからの撮影となった。
この駅の下で何枚かフィルムカメラで写真を撮ったので現像が楽しみだ。
ロケ地:夫婦石駅 カメラ:OM-D E-M1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:12mm
駅は山際から段々と街の中に。
しかしここは僕があまり馴染みのない街ということもあるけど特筆すべきことがこれと言って
何もない路線だなあ。
ロケ地:山谷駅 カメラ:OM-D E-M1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:16mm
畑仕事をされているおばあちゃんの動きが止まる瞬間を狙って連写。
どの駅も人が少ない割には撮影が困難な路線だった。撮影スペース探しが大変。
ロケ地:大木駅 カメラ:OM-D E-M1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:14mm
この駅シリーズでは初めての夕景じゃないかな。初めてと言ってもこの記事で最後なので
最初で最後だ。夜景で撮っても面白そうではあったのだけれど。今度これとは別に夜にHDR
撮ってみようと思う。
右に写っているのは伊万里と有田を結ぶ道路。車の通りが多く、途切れた瞬間を狙って撮影。
ここが一番時間がかかった。
ロケ地:西有田駅 カメラ:OM-D E-M1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:19mm
どこから撮影できるだろうとさまよった挙句、住宅地で洗濯物を干していた女性に声をかけた
ところ駐車場を使っていいということだったのでお言葉に甘えて。
イケメンでよかった(大嘘)。
ロケ地:蔵宿駅 カメラ:OM-D E-M1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:12mm
なんて読むのかわからなかった。正解は「ぞうしゅく」。
ちょうど夕日が真後ろに位置したため面白い背景になった。
ロケ地:黒川駅 カメラ:OM-D E-M1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:12mm
伊万里にも黒川(くろかわ)というところがあるがそれとは別のようだ。
黒川という地名は全国あちこちにあるけれど(先日行った黒川温泉とかね)、こんなに近い
位置に「黒川」があるとは。
黒川温泉に行った時の記事↓
関連記事:久住への温泉旅行(お土産付き)
ちなみにこちら有田の黒川は、写真を見ればわかるが「くろごう」と読むようだ。
ロケ地:三代橋駅 カメラ:OM-D E-M1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
絞り値:F8 シャッター速度:- ISO感度:200 露出補正:- 焦点距離:15mm
松浦鉄道最後の駅、三代橋。この次はJR有田駅となる。
ちなみに有田駅はまた北西と南西に線路が分かれていて、北西側へ行くとこの記事の松浦
鉄道の路線。南西側はJR佐世保線となり佐世保駅まで行ける。
佐世保駅から先は再び松浦鉄道の路線となり、左回りで僕がよく行っていた田平町を通り、
前回の記事の福島口駅へと繋がる。
こんな感じ↓
田平町、平戸辺りの記事はこちらに↓
関連記事:平戸撮影旅行
関連記事:平戸・生月撮影旅行
去年の5月16日に始めたこの企画も今年の1月4日にこの記事を持って終了となった。
何気なく撮った唐津の駅の写真。まさかそれから県内すべての駅を撮ることになるとは僕自身
思いもしなかったが、同じ県内にいながら知らない地域、道、歴史、名所、特産品、人など様々
なものに触れることができていい経験になったと思う。
撮影に関することでもフレーミングから露出、ブラケットのEV差、合成時の処理など勉強になった。
駅シリーズはこれで終了となるが、最後に総集編としてこれまで撮ったすべての駅とともにその
地域地域の歴史や特色などを紹介してみようと思う。
記事を書けるのがいつになるのかはわからないが。。。