気のまま旅行/気まぐれ写真

ミラーレス一眼で撮影した写真や旅行、ロケ地のことを。
鷹ファンなのでその辺りや趣味のカクテルの話、映画や音楽のこと
その他色んなジャンルのことを色々と。。。

カテゴリ:アートフィルター




「エンヤ」といえばみなさんにとってはジョジョであり、ジャスティスであり、エンヤ婆だろうが唐津っ子から
してみればそれはズバリ唐津くんちなのだ。


毎年11月の2日から4日にかけて佐賀県唐津市で行われる国の重要無形民俗文化財である唐津くんち。
唐津っ子は何よりもこの催し事が大事で、これのために生きている、という人も少なくないほど。


紅白歌合戦に曳山が出たり、シャンゼリゼ通りなど国外進出したりと今や全国的にも有名になりましたし、
年々来場客数も多くなり、唐津市民どころか佐賀県民の人口と同じくらいになるのではないかと。


この「くんち」という言葉だが、九州北部以外の人には馴染みのない言葉だと思うので、ウィキペディアを。


ちなみに10月末から11月の頭にかけて、佐賀市のほうではバルーンフェスタが開催されている。
こちらは世界的に有名で、競技会やイベントも大変人気だ。

現在は数年後の世界競技会誘致に向けて励んでいるようだ。

ただ唐津くんちと日程がかぶっていることもあり、見事に観光客を奪い合ってるなと僕なんかは思うわけだ。
この辺りが人を呼ぶのが下手な佐賀県だなと。


同じ佐賀県とはいえど、北の唐津地方と南の佐賀地方では文化圏から住民の気質から何から違う。
元々からして藩が分かれていたので当然といえば当然だ。

南部はよく「佐賀人が通った跡には草も生えん」と言われるほど貧乏症というか、倹約家というか、
地道な努力をコツコツと、というような気質なのに対し、
我が北部の唐津人の方はどちらかというか豪快陽気な博多人の方に近い気質だと言われている。


話が逸れた。

さて、長々と話を書くよりも見てもらったほうが早いので早速写真を。
まずは2日夜に行われる宵山の様子から。これを皮切りに唐津くんち本祭が開幕していく。
(今回は撮影情報はつけません)


PB020024
この写真は記録ではなく作品として撮影した写真なんだけど、、、後ろ姿、、、素敵じゃないです?


PB020025
酒呑童子と源頼光の兜。個々の曳山については後述します。

PB020041
武田信玄の兜。

PB020080
信玄がいればもちろん上杉謙信の兜も。

PB020086
酒呑童子の顔は横から見ても恐ろしく。。。

PB020091
珠取獅子。これは後ろ姿がとてもキュートで人気なのだけど残念ながら今年は撮影できず。

PB020094
駅前の様子。凄まじい人の数で場所に寄ってはまったく身動きが取れなくなることも。


上に2~4日に開催されると書いたが、3日は雨に見舞われ、くんち自体は決行されたのだが
僕はいかなかったのであとは4日の写真となります。

(何故かおくんち開催期間中に一回は雨が降ります。。。)


曳山について・・・曳山は全部で14台。町ごとに所持しています。詳しくはこちらを。

Wikipedia:唐津くんち


唐津くんちの魅力はなんといってもこの絢爛豪華で迫力ある曳山であり、囃子だ。
どこのお祭りもお神輿は神社を模倣した似たような造りなのに対し、こちらは大変特徴的だ。


一番曳山からご紹介。

PB040057
一番曳山、刀町の赤獅子(1819年・文政2年)

僕が好きな坂本龍馬が生まれる17年も前に制作されていたことに今更ながら僕も驚いた。
角は1本で下がり耳。


PB040060
二番曳山、中町の青獅子(1824年・文政7年)

こちらは角が2本に分かれていて上がり耳です。


PB040064
三番曳山、材木町の亀と浦島太郎(1841年・天保12年)

これを亀と呼んでいいのかという形相。浦島さん平然と乗っかってますけど。


PB040068
四番曳山、呉服町の九郎判官源義経の兜(1844年・天保15年)

お馴染みの義経です。


PB040072
五番曳山、魚屋町の鯛(1845年・弘化2年)

女性に一番人気の曳山で、愛らしい顔が特徴的。
ただこの町、巡業中に塩をバンバン撒くので注意が必要です。


PB040076
六番曳山、大石町の鳳凰丸(1846年・弘化3年)

鶏とか言うとこの町の人は激怒しますよ。鳳凰です鳳凰。神妙な表情がグッときます。


PB040081
七番曳山、新町の飛龍(1846年・弘化3年)

こちらも魚じゃんなんて言うと、、、飛ぶ龍とかいてひりゅうです。魚ではありません。


PB040086
八番曳山、本町の金獅子(1847年・弘化4年)

赤獅子青獅子とかぶってるって?やかましいわ。


PB040091
九番曳山、木綿町の武田信玄の兜(1864年・元治元年)

みなさんご存知武田信玄。ちなみに「もめん町」ではなく「きわた町」と読みます。
今はスナックなどが並ぶ歓楽街となっています。


PB040096
十番曳山、平野町の上杉謙信の兜(1869年・明治2年)

信玄の好きライバル。信玄と共にファンが多い戦国武将ですね。


PB040001
十一番曳山、米屋町の酒呑童子と源頼光の兜(1869年・明治2年)

出ました、紹介します。うちの親父です。嘘です。でも本当にこんな顔してます僕の父親。

子供はほとんどそうじゃないかと思うのですが、僕はこの曳山を見てギャーギャー泣いてたそう。
だってこの血走った眼が。。。

源頼光が酒呑童子を成敗し首を跳ねたところ、酒呑童子の首が兜に飛びかかり噛み付いた、
という伝説をモチーフにしてあります。

酒呑童子についての記述はこちらをどうぞ。

Wikipedia:酒呑童子

(上の伝説については<妖怪としての酒呑童子>の項に記述があります)


PB040104
十二番曳山、京町の珠取獅子(1875年・明治8年)

お椀のように見えるのは珠(球)の上半分を表していて、それを獅子が取っている様子ですね。
後ろから見ると獅子のお尻がとてもキュートなんですが、前述の通り撮影しておらず。。。

昔は黒色でした。


PB040118
十三番曳山、水主町の鯱(1876年・明治9年)

若干飛龍とかぶっていることは否めないですがこれは鯱です。
哺乳類のシャチではなく、名古屋城の金のシャチホコで有名な方の鯱です。

ちなみに「かこ町」と読みます。


PB040107
十四番曳山、江川町の七宝丸(1876年・明治9年)

いきなり中華色な曳山ですが、何故でしょう。
他の町と比べて江川町だけ離れたところにあるのが何か関係しているのでしょうか。
何か特別な感じしますね。


ちなみに昔は紺屋町の黒獅子というのがあったらしいのですが消滅した模様です。


町名について。
町の名前からどういった人々が暮らしているのかわかるのが面白いですよね。例えば、
刀町→鍛冶職人
米屋町→米屋
魚屋町→魚屋
呉服町→呉服屋
材木町や木綿町もそういった感じなのでしょう。町の名前はきちんと由来があって、そういう
古からのものが残っているというのはとても素敵なことだと思います。


さて3日間に渡って唐津の町を練り歩くわけですが、そのコースやそれぞれの町の位置など、
こちらのページにPDFで載っていますので貼っておきます。

唐津くんち巡業マップ(PDF)


さてここからは僕が思い思いに撮影した写真たちを貼っていきます。

PB040026
塩を撒く鯛。近くにいるとぶっかかります。目に入ったら悶絶します。

PB040092
信玄の兜の横顔と、、、

PB040093
お馴染みの風林火山。


PB040097
謙信の兜の横顔と、、、

PB040099
お馴染みの毘沙門天。


PB040157
信玄の兜のアップ。

PB040154
謙信の兜のアップ。

PB040160
義経の兜のアップ。

PB040155
酒呑童子のど迫力。頼光の兜にかぶりついている様子がこれでわかると思います。

PB040163
鳳凰丸アップ。

PB040164
飛龍アップ。

PB040170
女性ウケも狙ってしっかり鯛のアップも撮ってきましたよ。


ここからは4日の午後の中休みの際に唐津駅前に勢ぞろいした様子をどうぞ。

PB040147


PB040188


PB040149

PB040178

並んでると更に絢爛豪華。


ついでに何枚かアートフィルターのリーニュクレールでも現像してみたのですが、これがまた
違っていい感じになったので貼っておきます。

PB040147-1


PB040188-1


PB040178-1


最後に、動画も作っていますのでそちらを貼って終わります。

例によってYouTubeとニコニコ動画両方に投稿していますので、お好みのほうでご視聴ください。
唐津くんちの魅力の1つでもある独特の囃子もこちらで聴けますので是非。

忙しい人のための唐津くんち2013



忙しい人のための唐津くんち2013





 



もうじきやってくる唐津くんちムードに沸く唐津の街をぶーらぶら。
※唐津くんちに関しては先日のこちらの記事にURLを貼ってます。

関連記事:佐賀県駅シリーズ長崎本線(肥前山口~肥前大浦)



今までスナップ写真は意識して撮ったことがなかったのだけどちょっとやってみようと。
が、唐津駅の駐車場に到着した後で広角のレンズを持ってくるのを忘れたことに気付いた。

アホか。。。


仕方ないので25mm(換算50mm)レンズで撮っていくことにした。
スナップというか75mm(換算150mm)レンズで切り取った景色も撮ったけど。


本当は先日新しく買った60mmのマクロレンズを試そうと思って出かけたのだけど、なかなか
これと言った被写体を見つけることができなかったのでこの日は試し撮りした1枚だけ。


PA310001
ロケ地:自宅     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
絞り値:F8     シャッター速度:11.58"     ISO感度:100     露出補正:+/-0     焦点距離:60mm



タバコの箱。等倍で撮影。箱についた糸ほこりまで鮮明に解像している。キレッキレだ。


ついでにカメラのライブタイム撮影を使って見たかったのでこの露光時間だ。
いやーライブバルブ・ライブタイム、とっても便利。
夜景や花火の撮影時はこの機能は重宝するだろう。

このレンズで一昨日(11/7)色々撮影してきたので、後日の記事でアップしようと思う。


さて本題。

PA310004
ロケ地:唐津駅前     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.
絞り値:F2.8     シャッター速度:1/400     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:25mm


夕焼けに染まる駅前のマンション。

でも実はこれ、実際はここまで夕焼けのオレンジに染まっていなかったのだけど、E-M1から
搭載されたカラークリエイター機能を使って夕焼け感を増してみた。

この機能はなかなか使いどころが難しくはあるけれどうまく使えれば表現の幅が広がると思う。

ちなみにこの写真は、COLOR+5、VIVID-1(COLOR=色相、VIVID=彩度)。



PA310014
ロケ地:大手口バスセンター     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.
絞り値:F8     シャッター速度:1/80     ISO感度:400     露出補正:+0.3     焦点距離:25mm

こちらも同じくカラークリエイターを使ってRAW現像。
上の写真から少し色相を替えてCOLOR+3にしてみたけど(VIVIDは同じ)、ちょっとピンクっ
ぽくなっちゃっただろうか。



PA310018
ロケ地:大手口バスセンター     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.
絞り値:F8     シャッター速度:1/4     ISO感度:100     露出補正:+0.3     焦点距離:25mm

バスセンターの中に入っているおしゃれなカフェ、いつか撮ってみたいと思っていた。

道路を走る車はブラして撮りたかったのでこのシャッター速度で撮影した。
手持ちでの撮影だったのでちょっと心配だったけれどそこはE-M1の手ぶれ補正。

車は狙った通りこのブレ具合だけど写したいものはきっちりカチッと。
この日は僕のシャツが捲れてセクシーなギャンドゥ露出しまくりなほど風が強く、カメラをピタッと
止めることができなかったにも拘わらずこれだ。手ぶれ補正ありがたや。。。

手ぶれに関してはカメラに頑張ってもらうとして、僕が苦労したのは狙った車が狙った位置に
来るのを待つのと、シャッターを開けるタイミングだった。

カフェが車で隠れてしまってはいけないし、車は左右両方にほしいしって。


PA310029
ロケ地:呉服町アーケード商店街     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
絞り値:F8     シャッター速度:1/125     ISO感度:8000     露出補正:+0.7     焦点距離:75mm


おくんちムードな写真。辺りはだいぶ暗くなってきたのでナイトスナップな感じに。
ここから75mmで街を切り取った写真となる。

アートフィルターのクロスプロセスⅠで現像した。



PA310030
ロケ地:中町商店街     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
絞り値:F8     シャッター速度:1/60     ISO感度:10000     露出補正:+/-0     焦点距離:75mm

こちらはクロスプロセスⅡで現像。なんか雰囲気出る(笑)
どこも提灯がたくさんぶら下がっていて、ああもうすぐおくんちなんだなあっと心躍る。

唐津くんちについて語りだすととても長くなるので、それは後日書く唐津くんちの写真の記事で。



PA310032
ロケ地:中町商店街     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
絞り値:F8     シャッター速度:1/50     ISO感度:10000     露出補正:+/-0     焦点距離:75mm

上の写真を逆から撮っただけなんだけどね。
この雑多感がこの街の成り立ちや風土やここに住む人たちの人となりをと語ってくれているような
気がして、最初は歩いている人もこの写真に含めようと思って、実際に何枚か撮ったんだけど、
結局人が写っていないこのショットを選んだ。人じゃなくて街に語ってもらおうと。
店先に座っている人はどうしようもないから入ってるけどRAW現像時にできるだけ潰した。


PA310041
ロケ地:唐津駅前     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.
絞り値:F8     シャッター速度:1/60     ISO感度:8000     露出補正:-0.7     焦点距離:25mm

こちらは駅前。ここから25mmに戻した。

夕焼けに染まる背景と駅の奥にある近代図書館のシルエット、学校帰りの女子高生とライトを
点けた道行く車。時計はないけど時間がわかる写真。


PA310043
ロケ地:唐津駅前     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.
絞り値:F8     シャッター速度:1/13     ISO感度:8000     露出補正:-0.7     焦点距離:25mm

日は落ちた。鉄道高架下の駐輪場。ここを先に進めば屋台街。
どんな屋台街があるのだろう。賑わってるのかな。それともこの景色のように閑散としている
のかな。でも自転車はいっぱいあるから人は多いのかな。
などと色々想像できる写真にしようと、屋台街自体は写さなかった。



PA310047
ロケ地:唐津駅     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.
絞り値:F8     シャッター速度:1/60     ISO感度:800     露出補正:-0.7     焦点距離:25mm

電車が駅に入ってこない時間帯の構内はこの通り閑散としている。

女子高生が1人ふらりと歩いていたので一番奥に行くのを待ってシャッターを切った。
誰もいない異世界に迷い込んだ感出てるかなー。


これが唐津くんちになると人でごったがいすることに。。。



PA310051
ロケ地:唐津駅前     カメラ:OM-D E-M1     レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.
絞り値:F1.4     シャッター速度:1/60     ISO感度:500     露出補正:-0.7     焦点距離:25mm

これはスナップじゃないけど。トワイライトタイム(マジックアワーとも)に映える近代図書館の
シルエットが美しかったので撮影した。

近代図書館といえばこちらの記事にHDR合成した時の写真をアップしています。
よろしかったらどうぞ。

関連記事:今まで作ったHDR合成写真


さあ次回はいよいよ唐津くんちの記事。
その後に60mmマクロでコスモスやらなんやかやを撮ったのでそちらの記事を書く予定だ。


 

結局お別れするまで名前も決めずに「にゃんにゃん」と呼んでいた。
それでもにゃんにゃんは名前を呼べば「みあー」と返事をして早く触れと鳴いた。

先週の土曜日、等々里子に出した。ネットでの募集に対して応募してくれた隣県の方が里親だ。
当然、里親さんとはその日初めてお会いしたがとても感じのいい老夫婦で、里親になってからも
定期的に写真を送ってくださるとのことで、この人たちになら安心して託せそうだ。

猫のお世話に関してもしばらく前まで18年間猫と一緒に生活していたとのことなので問題ない。

僕はぐったりしたにゃんにゃんを保護する時に、元気になり次第里子に出すことを決めていたし、
そもそも猫はあまり好きじゃないのでさっさと里親を探すつもりだった。

しかし、まだミルクしか飲めないこの子に食事を与え、排泄を促すために局部を刺激してあげたり、
トイレの場所を示したり、人を引っ掻いたり噛んだりしてはいけないと教えたり、爪とぎの場所を与え
たり、目ヤニを取ってあげたり、お風呂に入れてあげたり、散歩に連れていったり、体重を測って成
長を見守ったり…ああキリがない。

とにかくそうしたなかで情が移ったのだろう。




















寂しいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい














のである。

だって散歩の時だって猫のくせにずーっとぴったりと後ろついてくるし、ちょっと早歩きして距離が
離れると立ち止まってみゃーみゃー泣いて僕を呼ぶし、ここにいるよって近づけば「みゃっ」っと
鳴いて走ってくるし、まだ高いところに自分で登れないし段差があるところでもまた鳴いて助けろ
と言う、そんな姿を見ていたらもう可愛くなったって仕方ない!

触ってほしいと鳴くので触ってあげたら嬉しそうにグルグル言いながらゴリゴリしてくる姿もまた。。。

今頃「おとうちゃーん、おとうちゃんどこー」って泣いてるんじゃないかと思うと里親さんの家に
突入して奪還したい気持ちでいっぱいになるのだ。

でも我が家は猫が住める環境じゃないんだ。家人全員猫アレルギーなんだ。
猫の世話に長けていて、猫をこよなく愛してくれる人と一緒に暮らした方が幸せだろう。
断腸の思いだ。

「にゃんにゃーん、にゃんにゃんどこー」って僕が泣きそうだ。

自分でも驚いたことに女の子に突然振られた時にとても近い感情になっている。
猫嫌いだったのに。

父性というか母性というか、「ワシが育てた」って思いがとても強く、正直ずっと一緒に暮らしたかった。
僕が命を救い、乳飲み子だったこの子を僕がここまで母親のようにして育てたのだ、と。

でももう遅い。そんなことを言っても仕方ない。
いずれ僕を忘れて大人になっていくのだろう。。。


先日の記事に書いた通り、お別れする前ににゃんにゃんを写真に収めたので今日はそれを貼る。

前回、前々回の記事(下を参照)に貼った写真と見比べれば、その成長っぷりがわかるだろう。

関連記事:
子猫拾った
こんなに大きくなったにゃん

「子猫拾った」は4月の21日に、「こんなに大きくなったにゃん」は27日に、そして今回は5月の
27日に撮影した写真となる。

それではどうぞ。


P5184749
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/800     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm


すべて同じレンズを使用して絞り優先モードで撮影したが、撮るのに夢中になってすべて絞りを
絞ったF5.6で撮影してしまっていた。

そのためシャッター速度が落ちたり、背景のボケ味が落ちたりしている。

シャッター速度が稼げないがためにブレた写真もたくさんあった。
初歩的なミスだけにもったいなかった。


P5184751
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/1600     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

センセーサイズの問題以前に、絞りを絞ったために背景のボケが少ない。
しかし怪我の功名というべきか、毛の質感は細部まで捉えられていると思う。ふわふわ。


P5184752
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/1600     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

外に出した途端しきりに顔を洗う。明日は天気が崩れるのだろうか。
(確かに翌日の日曜日は天気が崩れた)


P5184754
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/1000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

物思いに耽っている。もうすぐお別れだということを知ってか知らずか。。。


P5184755
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/1000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

上の写真と間違い探しみたいだ。ペロッ。


P5184757
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/1000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

眠いのか、そうか眠いのか。


P5184762
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/160     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

軽トラの荷台に載せてみた。お外に興味津々。


P5184766
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/320     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

最近高いところをこうして眺めるようになった。
自分にとってジャンプして越えられる高さどうかを考察しているのだろうか。成長の証。


P5184768
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/100     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

こちらを向いた瞬間をパシャリ。アートフィルターのリーニュクレールをかけた。


P5184781
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/50     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

こちらもリーニュクレールで。一点を見つめるその表情が、ああ狩猟動物なんだと思い出させる。


P5184800
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/125     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

再び顔を洗った。アートフィルターのトイフォトで周辺を減光、さらに暗めに撮影した。


P5184811
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/100     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

こちらはラフモノクローム。色を抜くことで毛の質感、形が際立つ。


P5184820
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/100     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

段々眠たそうになってきた。なんとも愛らしい仕草。
アートフィルターのライトトーンをかけて淡い感じにしてさらにソフトフォーカスにすることで
ふんわりとしたまどろみ感を引き出す。


P5184826
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/80     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm



もうさ、色々書いてるけどさ、結局はこの一言に尽きるんだよ。



















かわいすぎる。。。













今日は午後から玄海町にロケハンに行った。
というのもこういうものが開催されているからだ。

第10回 元気です!玄海町 フォトコンテスト 

近頃原発問題で色々と話題の玄海町。
写真を撮って画になる場所を調べてみたのだがどうも浜野浦の棚田ぐらいしかないようで
それだと応募者のほとんどが同じ場所を撮影することになる。

ということで何かおっと思わせられるような場所がないかとロケーションハンティングをする
ことにした…つもりだった。

まず最初に三島公園に行った。ここには360度見渡せるパノラマビューポイントがあると
いう情報をネットで得ていたのだ。

そこにはパレアという温泉施設があって老人や子供連れの家族で賑わっているようだ。

目前には海だ。


この後には轟木の滝へ行き、辺りをブラブラしてから最終的に浜野浦の棚田にも行ってみる、
そういう予定で動いた。


最初に三島公園に到着し、駐車場に車を駐めて公園の散歩道の方へ向かっていた。
機材を確認しながら歩いていると後ろのほうから何か変な声が聞こえてくる。

猫…?にしては変な声と思って振り返ると毛むくじゃらでぺったんこの変な生き物がいた。

ぺったんこ???

近づいてよく見ると4本の足がすべて側溝の穴に落ちて動けなくなっている子猫だった。
声が変なのは相当弱っていたからのようだ。

どういう状況だったか、説明が難しいので絵に描いてみた。

猫


まぬけな猫だなあと思いながら助けだして公園の方に歩き出そうとすると何とまた
同じ穴に落ちた。

大丈夫かこいつ…

再度助け出すと今度は足にまとわりついてくる。
踏まないように少し早歩きしてもついてくる。

どうしたものかとしばらく堤防に腰掛けて眺めていると子供連れのパレア客が寄ってきて
そのうちその人数が増えてきた。


IMG_0775



このまま帰るとなんだか僕が捨てたみたいに思われる雰囲気になってきた。

ええいままよと公園の方に歩き出した。
後ろを見ると。。。

ついてきてる…

結局公園までついてきて、階段や段差があるとみゃーみゃー鳴いて助けろと僕を呼ぶ。
僕も僕でそのまま逃げることもできずに抱きかかえて段差をクリアしてあげる。


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パノラマビューポイントだが行ってみるといい眺めではあったものの誰もの目を引くような
主役となる被写体がなくここでの撮影は諦めた。

駐車場に戻った。


もちろんこいつも。

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こいつは捨てられたのだろうか。となると食事すらまともに摂っておらずかなり弱っているだろう。

ロケハンどころじゃなくなり泣く泣く帰ることとした。
ただ通り道にある浜野浦の棚田だけ寄ってきた。

地元の人に話を聞いた結果、田植えが終わる4月末から5月頭頃が一番見栄えがいいよ
とのことだった。

最悪の場合ここを撮影してフォトコンに応募しようとは思うが、やはりまた別の機会にでも
ロケハンをして他の人が撮らないような被写体を探そうと思う。

さて帰ろうと車に戻ると、、、

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寝とる。。。


ああそういえばこいつには何を与えればいいのだろうと悩んだがツイッターで親切な人が
色々と教えてくれて、その助言に従って帰る途中ペットショップに寄り、ミルクと哺乳瓶を購入。

生後どのくらいなのかすらわからないので念のためベイビーキャット用の猫缶も。

そうこうして結局自宅まで連れ帰ってしまった。

車の中ではずっとここに。
退けても退けてもここに。

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自宅で車を降りてダンボールを用意し戻ると。。。


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これ、何も僕に懐いているわけじゃなくて寒いから僕にひっついてきてただけか、と理解。

言っておくが僕だってこいつのこと好きなわけじゃない。猫なんて嫌いじゃないが好きでもない。
犬のように言うことを聞くわけでもないし、化け猫とかマジ無理。

こうして世話してるのだってただ単に、お前の命は俺の手に委ねられているんだぞという
支配感が心地良いからであって、決して僕が守ってあげないとなんてことは考えてない。

それに欲しいという人を見つけたらさっさと譲るつもりだし全然手放したくないなんて思ってない。

家に帰ってぬるま湯で湿らせたクロスで目ヤニを取ってあげたのも優しさとかじゃなくて
汚らしいと思ったからだし、ミルクをあげてるのもそうしないとみゃーみゃー鳴いてうるさいから
であって決して飲んでる姿を見てかわいいなんて思ってない。


IMG_0784

新聞紙を細かく千切って箱に敷き詰めその上にバスタオルを敷き、更にいらなくなった古着
なんかと入れて暖かくしたのも、寒いねえプルプル震えてかわいそうになんて思ったからじゃ
なくて家で死なれると嫌すぎる、ただそれだけ。


IMG_0785


大体猫アレルギーでこいつと一緒にいると目は痒いし鼻水だってズルズル出るにもかかわらず
連れて帰ったのだって、ああこいつはいい被写体になるなと思ったその理由ただ一点だけだ。


だからこんな写真だって撮っちゃう。
ちなみにこれまでの写真は全部iPhoneでの撮影でここからはカメラでの撮影。


P4214155
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/320     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm


目ヤニで右目が引っ付いちゃってて人相(猫相?)悪い。
今はきっちり開いてる。お目目パッチリ。


P4214156
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/15     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

いい具合に振り返ってんじゃねえよ。


P4214157
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/20     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

どこ見てるの?こっちこっち。

ラフモノクロームで現像。


P4214158
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/60     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

みゃーって言うな。

デイドリームで現像。


P4214160
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/2500     ISO感度:1000     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

新聞紙だけじゃ寒いって文句言うな。後からちゃんとバスタオル入れてやっから。

クロスプロセスで現像。

P4214164
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/3200     ISO感度:1000     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

バスタオル入れてあげた途端におとなしくなってんじゃねえよ。暖かかったかこのやろう。

リーニュクレールで現像。








とっても…



















かわいいです…


僕が使っているオリンパスのカメラにはアートフィルターのジオラマモードがついている。
これまでの記事でも何回かそのフィルターで撮影した写真を載せている。

仕組みとしてはピントを急激に変化させ、彩度とコントラストを強調することによって
ジオラマのような画にするということだ。
ピントは中央部しか合わない。

もちろんこのモードで撮ったからといってすべての写真がジオラマのように写るわけではない。
ジオラマのように見せるにはおおまかに言って2つのコツがある。

1つは俯瞰で撮る。史料館や展示場にあるジオラマって普通俯瞰で見ますよね?
つまりそういうことです。

もう1つは小さく撮るということ。あまりアップで撮るとピントの合う範囲が広くなることもあって
ジオラマのようには見えません。


さて、そのアートフィルターだが、動画の撮影にも使用することができる。
今回は今までにジオラマモードで撮影した動画を貼っていこうと思う。

なお、ジオラマモードで撮影した動画は遅いフレームレートで撮影、それを早送りで
再生してミニチュア感を引き立てる仕組みになっている。

音声は記録されない。


あとからBGMだけ追加することはできるのだが今回は省いている。


ミニチュアの球児(ブログ用音なし)


夏の甲子園を目指して練習に励む高校球児たちを高校の裏手の山頂から撮影。
まるで人形を使ったストップモーションアニメーションを見ているかのように写る。


ミニチュアの交差点(ブログ用音なし)


同じ山頂から唐津千々賀山田I.C.近くの交差点を撮影。

かわいいおもちゃのように写ってはいるがなんだかこうも車が高速で交差点を走っているのを
見るとぶつかりそうで怖い。

関係ないけど唐津千々賀山田I.C.って名前長すぎじゃね。
ここから福岡方面に1つ進んだI.C.は唐津I.C.って名前だし、短く山田I.C.か千々賀I.C.
でよかったんじゃ。。。

-prrrrr…-
「今どこ?」
「からつちちかやまだあいしー近くのコンビニ!」


ミニチュアの国道と駐車場(ブログ用音なし)


こちらは鏡山の展望台から撮影した田舎御用達のイオンとその前と通っている国道。

実はこれがジオラマモードで撮った初めての動画。
随分長い時間撮影したつもりだったが実際に再生してみると10秒と短かった。
それだけフレームレートが遅いということだ。

これ以降は再生した時に30秒前後になるように気をつけて撮影している。


これとこの次の動画は、下の記事の写真を撮った日に撮影した。

鏡山に行ってきたよ!!

この記事に同じジオラマモードで撮影したほぼ同じ画角の写真も掲載している。


ミニチュアの町(ブログ用音なし)


同じ鏡山の展望台から唐津東高付近を撮影した。

国道を高速で走る小さい車もだが、それよりも奥の線路(橋の上)を走る電車も
見てほしい。

唐津と福岡を繋ぐ線路で、川を渡りきった右手の方には橋上駅である
東唐津駅がある。

そこで電車がすれ違うため上りと下りの2つの電車が写っている。
まるであのおもちゃの電車のようだ。

是非すべてフルスクリーンで見てほしいと思う。


どの動画も三脚を使っているが、40-150mmズームレンズを使用して300mmから
デジタルテレコン使用の600mm(35mm換算)とかなりの望遠で撮影しているため、
風の影響を受けて若干画面が揺れている。

三脚の性能も関わってくるが、風対策はしっかりする必要がありそうだ。

 

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