気のまま旅行/気まぐれ写真

ミラーレス一眼で撮影した写真や旅行、ロケ地のことを。
鷹ファンなのでその辺りや趣味のカクテルの話、映画や音楽のこと
その他色んなジャンルのことを色々と。。。

タグ:リーニュクレール




「エンヤ」といえばみなさんにとってはジョジョであり、ジャスティスであり、エンヤ婆だろうが唐津っ子から
してみればそれはズバリ唐津くんちなのだ。


毎年11月の2日から4日にかけて佐賀県唐津市で行われる国の重要無形民俗文化財である唐津くんち。
唐津っ子は何よりもこの催し事が大事で、これのために生きている、という人も少なくないほど。


紅白歌合戦に曳山が出たり、シャンゼリゼ通りなど国外進出したりと今や全国的にも有名になりましたし、
年々来場客数も多くなり、唐津市民どころか佐賀県民の人口と同じくらいになるのではないかと。


この「くんち」という言葉だが、九州北部以外の人には馴染みのない言葉だと思うので、ウィキペディアを。


ちなみに10月末から11月の頭にかけて、佐賀市のほうではバルーンフェスタが開催されている。
こちらは世界的に有名で、競技会やイベントも大変人気だ。

現在は数年後の世界競技会誘致に向けて励んでいるようだ。

ただ唐津くんちと日程がかぶっていることもあり、見事に観光客を奪い合ってるなと僕なんかは思うわけだ。
この辺りが人を呼ぶのが下手な佐賀県だなと。


同じ佐賀県とはいえど、北の唐津地方と南の佐賀地方では文化圏から住民の気質から何から違う。
元々からして藩が分かれていたので当然といえば当然だ。

南部はよく「佐賀人が通った跡には草も生えん」と言われるほど貧乏症というか、倹約家というか、
地道な努力をコツコツと、というような気質なのに対し、
我が北部の唐津人の方はどちらかというか豪快陽気な博多人の方に近い気質だと言われている。


話が逸れた。

さて、長々と話を書くよりも見てもらったほうが早いので早速写真を。
まずは2日夜に行われる宵山の様子から。これを皮切りに唐津くんち本祭が開幕していく。
(今回は撮影情報はつけません)


PB020024
この写真は記録ではなく作品として撮影した写真なんだけど、、、後ろ姿、、、素敵じゃないです?


PB020025
酒呑童子と源頼光の兜。個々の曳山については後述します。

PB020041
武田信玄の兜。

PB020080
信玄がいればもちろん上杉謙信の兜も。

PB020086
酒呑童子の顔は横から見ても恐ろしく。。。

PB020091
珠取獅子。これは後ろ姿がとてもキュートで人気なのだけど残念ながら今年は撮影できず。

PB020094
駅前の様子。凄まじい人の数で場所に寄ってはまったく身動きが取れなくなることも。


上に2~4日に開催されると書いたが、3日は雨に見舞われ、くんち自体は決行されたのだが
僕はいかなかったのであとは4日の写真となります。

(何故かおくんち開催期間中に一回は雨が降ります。。。)


曳山について・・・曳山は全部で14台。町ごとに所持しています。詳しくはこちらを。

Wikipedia:唐津くんち


唐津くんちの魅力はなんといってもこの絢爛豪華で迫力ある曳山であり、囃子だ。
どこのお祭りもお神輿は神社を模倣した似たような造りなのに対し、こちらは大変特徴的だ。


一番曳山からご紹介。

PB040057
一番曳山、刀町の赤獅子(1819年・文政2年)

僕が好きな坂本龍馬が生まれる17年も前に制作されていたことに今更ながら僕も驚いた。
角は1本で下がり耳。


PB040060
二番曳山、中町の青獅子(1824年・文政7年)

こちらは角が2本に分かれていて上がり耳です。


PB040064
三番曳山、材木町の亀と浦島太郎(1841年・天保12年)

これを亀と呼んでいいのかという形相。浦島さん平然と乗っかってますけど。


PB040068
四番曳山、呉服町の九郎判官源義経の兜(1844年・天保15年)

お馴染みの義経です。


PB040072
五番曳山、魚屋町の鯛(1845年・弘化2年)

女性に一番人気の曳山で、愛らしい顔が特徴的。
ただこの町、巡業中に塩をバンバン撒くので注意が必要です。


PB040076
六番曳山、大石町の鳳凰丸(1846年・弘化3年)

鶏とか言うとこの町の人は激怒しますよ。鳳凰です鳳凰。神妙な表情がグッときます。


PB040081
七番曳山、新町の飛龍(1846年・弘化3年)

こちらも魚じゃんなんて言うと、、、飛ぶ龍とかいてひりゅうです。魚ではありません。


PB040086
八番曳山、本町の金獅子(1847年・弘化4年)

赤獅子青獅子とかぶってるって?やかましいわ。


PB040091
九番曳山、木綿町の武田信玄の兜(1864年・元治元年)

みなさんご存知武田信玄。ちなみに「もめん町」ではなく「きわた町」と読みます。
今はスナックなどが並ぶ歓楽街となっています。


PB040096
十番曳山、平野町の上杉謙信の兜(1869年・明治2年)

信玄の好きライバル。信玄と共にファンが多い戦国武将ですね。


PB040001
十一番曳山、米屋町の酒呑童子と源頼光の兜(1869年・明治2年)

出ました、紹介します。うちの親父です。嘘です。でも本当にこんな顔してます僕の父親。

子供はほとんどそうじゃないかと思うのですが、僕はこの曳山を見てギャーギャー泣いてたそう。
だってこの血走った眼が。。。

源頼光が酒呑童子を成敗し首を跳ねたところ、酒呑童子の首が兜に飛びかかり噛み付いた、
という伝説をモチーフにしてあります。

酒呑童子についての記述はこちらをどうぞ。

Wikipedia:酒呑童子

(上の伝説については<妖怪としての酒呑童子>の項に記述があります)


PB040104
十二番曳山、京町の珠取獅子(1875年・明治8年)

お椀のように見えるのは珠(球)の上半分を表していて、それを獅子が取っている様子ですね。
後ろから見ると獅子のお尻がとてもキュートなんですが、前述の通り撮影しておらず。。。

昔は黒色でした。


PB040118
十三番曳山、水主町の鯱(1876年・明治9年)

若干飛龍とかぶっていることは否めないですがこれは鯱です。
哺乳類のシャチではなく、名古屋城の金のシャチホコで有名な方の鯱です。

ちなみに「かこ町」と読みます。


PB040107
十四番曳山、江川町の七宝丸(1876年・明治9年)

いきなり中華色な曳山ですが、何故でしょう。
他の町と比べて江川町だけ離れたところにあるのが何か関係しているのでしょうか。
何か特別な感じしますね。


ちなみに昔は紺屋町の黒獅子というのがあったらしいのですが消滅した模様です。


町名について。
町の名前からどういった人々が暮らしているのかわかるのが面白いですよね。例えば、
刀町→鍛冶職人
米屋町→米屋
魚屋町→魚屋
呉服町→呉服屋
材木町や木綿町もそういった感じなのでしょう。町の名前はきちんと由来があって、そういう
古からのものが残っているというのはとても素敵なことだと思います。


さて3日間に渡って唐津の町を練り歩くわけですが、そのコースやそれぞれの町の位置など、
こちらのページにPDFで載っていますので貼っておきます。

唐津くんち巡業マップ(PDF)


さてここからは僕が思い思いに撮影した写真たちを貼っていきます。

PB040026
塩を撒く鯛。近くにいるとぶっかかります。目に入ったら悶絶します。

PB040092
信玄の兜の横顔と、、、

PB040093
お馴染みの風林火山。


PB040097
謙信の兜の横顔と、、、

PB040099
お馴染みの毘沙門天。


PB040157
信玄の兜のアップ。

PB040154
謙信の兜のアップ。

PB040160
義経の兜のアップ。

PB040155
酒呑童子のど迫力。頼光の兜にかぶりついている様子がこれでわかると思います。

PB040163
鳳凰丸アップ。

PB040164
飛龍アップ。

PB040170
女性ウケも狙ってしっかり鯛のアップも撮ってきましたよ。


ここからは4日の午後の中休みの際に唐津駅前に勢ぞろいした様子をどうぞ。

PB040147


PB040188


PB040149

PB040178

並んでると更に絢爛豪華。


ついでに何枚かアートフィルターのリーニュクレールでも現像してみたのですが、これがまた
違っていい感じになったので貼っておきます。

PB040147-1


PB040188-1


PB040178-1


最後に、動画も作っていますのでそちらを貼って終わります。

例によってYouTubeとニコニコ動画両方に投稿していますので、お好みのほうでご視聴ください。
唐津くんちの魅力の1つでもある独特の囃子もこちらで聴けますので是非。

忙しい人のための唐津くんち2013



忙しい人のための唐津くんち2013





 

結局お別れするまで名前も決めずに「にゃんにゃん」と呼んでいた。
それでもにゃんにゃんは名前を呼べば「みあー」と返事をして早く触れと鳴いた。

先週の土曜日、等々里子に出した。ネットでの募集に対して応募してくれた隣県の方が里親だ。
当然、里親さんとはその日初めてお会いしたがとても感じのいい老夫婦で、里親になってからも
定期的に写真を送ってくださるとのことで、この人たちになら安心して託せそうだ。

猫のお世話に関してもしばらく前まで18年間猫と一緒に生活していたとのことなので問題ない。

僕はぐったりしたにゃんにゃんを保護する時に、元気になり次第里子に出すことを決めていたし、
そもそも猫はあまり好きじゃないのでさっさと里親を探すつもりだった。

しかし、まだミルクしか飲めないこの子に食事を与え、排泄を促すために局部を刺激してあげたり、
トイレの場所を示したり、人を引っ掻いたり噛んだりしてはいけないと教えたり、爪とぎの場所を与え
たり、目ヤニを取ってあげたり、お風呂に入れてあげたり、散歩に連れていったり、体重を測って成
長を見守ったり…ああキリがない。

とにかくそうしたなかで情が移ったのだろう。




















寂しいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい














のである。

だって散歩の時だって猫のくせにずーっとぴったりと後ろついてくるし、ちょっと早歩きして距離が
離れると立ち止まってみゃーみゃー泣いて僕を呼ぶし、ここにいるよって近づけば「みゃっ」っと
鳴いて走ってくるし、まだ高いところに自分で登れないし段差があるところでもまた鳴いて助けろ
と言う、そんな姿を見ていたらもう可愛くなったって仕方ない!

触ってほしいと鳴くので触ってあげたら嬉しそうにグルグル言いながらゴリゴリしてくる姿もまた。。。

今頃「おとうちゃーん、おとうちゃんどこー」って泣いてるんじゃないかと思うと里親さんの家に
突入して奪還したい気持ちでいっぱいになるのだ。

でも我が家は猫が住める環境じゃないんだ。家人全員猫アレルギーなんだ。
猫の世話に長けていて、猫をこよなく愛してくれる人と一緒に暮らした方が幸せだろう。
断腸の思いだ。

「にゃんにゃーん、にゃんにゃんどこー」って僕が泣きそうだ。

自分でも驚いたことに女の子に突然振られた時にとても近い感情になっている。
猫嫌いだったのに。

父性というか母性というか、「ワシが育てた」って思いがとても強く、正直ずっと一緒に暮らしたかった。
僕が命を救い、乳飲み子だったこの子を僕がここまで母親のようにして育てたのだ、と。

でももう遅い。そんなことを言っても仕方ない。
いずれ僕を忘れて大人になっていくのだろう。。。


先日の記事に書いた通り、お別れする前ににゃんにゃんを写真に収めたので今日はそれを貼る。

前回、前々回の記事(下を参照)に貼った写真と見比べれば、その成長っぷりがわかるだろう。

関連記事:
子猫拾った
こんなに大きくなったにゃん

「子猫拾った」は4月の21日に、「こんなに大きくなったにゃん」は27日に、そして今回は5月の
27日に撮影した写真となる。

それではどうぞ。


P5184749
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/800     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm


すべて同じレンズを使用して絞り優先モードで撮影したが、撮るのに夢中になってすべて絞りを
絞ったF5.6で撮影してしまっていた。

そのためシャッター速度が落ちたり、背景のボケ味が落ちたりしている。

シャッター速度が稼げないがためにブレた写真もたくさんあった。
初歩的なミスだけにもったいなかった。


P5184751
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/1600     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

センセーサイズの問題以前に、絞りを絞ったために背景のボケが少ない。
しかし怪我の功名というべきか、毛の質感は細部まで捉えられていると思う。ふわふわ。


P5184752
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/1600     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

外に出した途端しきりに顔を洗う。明日は天気が崩れるのだろうか。
(確かに翌日の日曜日は天気が崩れた)


P5184754
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/1000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

物思いに耽っている。もうすぐお別れだということを知ってか知らずか。。。


P5184755
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/1000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

上の写真と間違い探しみたいだ。ペロッ。


P5184757
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/1000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

眠いのか、そうか眠いのか。


P5184762
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/160     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

軽トラの荷台に載せてみた。お外に興味津々。


P5184766
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/320     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

最近高いところをこうして眺めるようになった。
自分にとってジャンプして越えられる高さどうかを考察しているのだろうか。成長の証。


P5184768
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/100     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

こちらを向いた瞬間をパシャリ。アートフィルターのリーニュクレールをかけた。


P5184781
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/50     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

こちらもリーニュクレールで。一点を見つめるその表情が、ああ狩猟動物なんだと思い出させる。


P5184800
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/125     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

再び顔を洗った。アートフィルターのトイフォトで周辺を減光、さらに暗めに撮影した。


P5184811
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/100     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

こちらはラフモノクローム。色を抜くことで毛の質感、形が際立つ。


P5184820
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/100     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

段々眠たそうになってきた。なんとも愛らしい仕草。
アートフィルターのライトトーンをかけて淡い感じにしてさらにソフトフォーカスにすることで
ふんわりとしたまどろみ感を引き出す。


P5184826
ロケ地:自宅     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/80     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm



もうさ、色々書いてるけどさ、結局はこの一言に尽きるんだよ。



















かわいすぎる。。。













今日は午後から玄海町にロケハンに行った。
というのもこういうものが開催されているからだ。

第10回 元気です!玄海町 フォトコンテスト 

近頃原発問題で色々と話題の玄海町。
写真を撮って画になる場所を調べてみたのだがどうも浜野浦の棚田ぐらいしかないようで
それだと応募者のほとんどが同じ場所を撮影することになる。

ということで何かおっと思わせられるような場所がないかとロケーションハンティングをする
ことにした…つもりだった。

まず最初に三島公園に行った。ここには360度見渡せるパノラマビューポイントがあると
いう情報をネットで得ていたのだ。

そこにはパレアという温泉施設があって老人や子供連れの家族で賑わっているようだ。

目前には海だ。


この後には轟木の滝へ行き、辺りをブラブラしてから最終的に浜野浦の棚田にも行ってみる、
そういう予定で動いた。


最初に三島公園に到着し、駐車場に車を駐めて公園の散歩道の方へ向かっていた。
機材を確認しながら歩いていると後ろのほうから何か変な声が聞こえてくる。

猫…?にしては変な声と思って振り返ると毛むくじゃらでぺったんこの変な生き物がいた。

ぺったんこ???

近づいてよく見ると4本の足がすべて側溝の穴に落ちて動けなくなっている子猫だった。
声が変なのは相当弱っていたからのようだ。

どういう状況だったか、説明が難しいので絵に描いてみた。

猫


まぬけな猫だなあと思いながら助けだして公園の方に歩き出そうとすると何とまた
同じ穴に落ちた。

大丈夫かこいつ…

再度助け出すと今度は足にまとわりついてくる。
踏まないように少し早歩きしてもついてくる。

どうしたものかとしばらく堤防に腰掛けて眺めていると子供連れのパレア客が寄ってきて
そのうちその人数が増えてきた。


IMG_0775



このまま帰るとなんだか僕が捨てたみたいに思われる雰囲気になってきた。

ええいままよと公園の方に歩き出した。
後ろを見ると。。。

ついてきてる…

結局公園までついてきて、階段や段差があるとみゃーみゃー鳴いて助けろと僕を呼ぶ。
僕も僕でそのまま逃げることもできずに抱きかかえて段差をクリアしてあげる。


IMG_0776


パノラマビューポイントだが行ってみるといい眺めではあったものの誰もの目を引くような
主役となる被写体がなくここでの撮影は諦めた。

駐車場に戻った。


もちろんこいつも。

IMG_0777


こいつは捨てられたのだろうか。となると食事すらまともに摂っておらずかなり弱っているだろう。

ロケハンどころじゃなくなり泣く泣く帰ることとした。
ただ通り道にある浜野浦の棚田だけ寄ってきた。

地元の人に話を聞いた結果、田植えが終わる4月末から5月頭頃が一番見栄えがいいよ
とのことだった。

最悪の場合ここを撮影してフォトコンに応募しようとは思うが、やはりまた別の機会にでも
ロケハンをして他の人が撮らないような被写体を探そうと思う。

さて帰ろうと車に戻ると、、、

IMG_0778


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寝とる。。。


ああそういえばこいつには何を与えればいいのだろうと悩んだがツイッターで親切な人が
色々と教えてくれて、その助言に従って帰る途中ペットショップに寄り、ミルクと哺乳瓶を購入。

生後どのくらいなのかすらわからないので念のためベイビーキャット用の猫缶も。

そうこうして結局自宅まで連れ帰ってしまった。

車の中ではずっとここに。
退けても退けてもここに。

IMG_0782


自宅で車を降りてダンボールを用意し戻ると。。。


IMG_0783


これ、何も僕に懐いているわけじゃなくて寒いから僕にひっついてきてただけか、と理解。

言っておくが僕だってこいつのこと好きなわけじゃない。猫なんて嫌いじゃないが好きでもない。
犬のように言うことを聞くわけでもないし、化け猫とかマジ無理。

こうして世話してるのだってただ単に、お前の命は俺の手に委ねられているんだぞという
支配感が心地良いからであって、決して僕が守ってあげないとなんてことは考えてない。

それに欲しいという人を見つけたらさっさと譲るつもりだし全然手放したくないなんて思ってない。

家に帰ってぬるま湯で湿らせたクロスで目ヤニを取ってあげたのも優しさとかじゃなくて
汚らしいと思ったからだし、ミルクをあげてるのもそうしないとみゃーみゃー鳴いてうるさいから
であって決して飲んでる姿を見てかわいいなんて思ってない。


IMG_0784

新聞紙を細かく千切って箱に敷き詰めその上にバスタオルを敷き、更にいらなくなった古着
なんかと入れて暖かくしたのも、寒いねえプルプル震えてかわいそうになんて思ったからじゃ
なくて家で死なれると嫌すぎる、ただそれだけ。


IMG_0785


大体猫アレルギーでこいつと一緒にいると目は痒いし鼻水だってズルズル出るにもかかわらず
連れて帰ったのだって、ああこいつはいい被写体になるなと思ったその理由ただ一点だけだ。


だからこんな写真だって撮っちゃう。
ちなみにこれまでの写真は全部iPhoneでの撮影でここからはカメラでの撮影。


P4214155
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/320     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm


目ヤニで右目が引っ付いちゃってて人相(猫相?)悪い。
今はきっちり開いてる。お目目パッチリ。


P4214156
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/15     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

いい具合に振り返ってんじゃねえよ。


P4214157
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/20     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

どこ見てるの?こっちこっち。

ラフモノクロームで現像。


P4214158
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/60     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

みゃーって言うな。

デイドリームで現像。


P4214160
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/2500     ISO感度:1000     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

新聞紙だけじゃ寒いって文句言うな。後からちゃんとバスタオル入れてやっから。

クロスプロセスで現像。

P4214164
ロケ地:---     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り値:F1.8     シャッター速度:1/3200     ISO感度:1000     露出補正:+/-0     焦点距離:45mm

バスタオル入れてあげた途端におとなしくなってんじゃねえよ。暖かかったかこのやろう。

リーニュクレールで現像。








とっても…



















かわいいです…


ということで今回は梅です。

牛尾梅林に行ってきた。行ったのは木曜の素晴らしい快晴の日。
実はこの2日前の火曜日にも行ったのだがその日は生憎の雨で花もまだ7分咲き程度だった。

ところが前日までの低気温と打って変わって水曜から急に暖かい春の陽気になり、
翌日には確か春一番が観測された。

これは花も開いたんじゃないか、天気もいいし、ということで木曜日にカメラを持って出向いた。

この牛尾梅林、近年ようやく有名になったブラックモンブランの竹下製菓のすぐ近くにある。

竹下製菓HP


複数の農家さんの梅林の集合地らしいのだが、縁日を出していたおばさんとお話したところ、
品種が色々あるので一斉に満開ということにはならないとのことだった。

それでも僕が行った時はおおかたの梅が満開で素晴らしい光景だった。

NHKの取材が来ており、梅を描いていた高齢の絵描きさんのインタビューが行われていた。
そのあと僕もインタビューを受けたので、写真を撮りに来たんですようんたらかんたらと応えた。
その映像が使われるかどうかはわからないが放送日を聞くのを忘れたので確認できない。

絵描きさんの絵だが、これがとても色鮮やかな油絵で描写が的確、まるで写真のような風景だった。

僕は共鳴するようにライバル心を燃やして写真を撮りまくった。


まずは広角の写真から。

敷地が広大なので全体図の撮影は無理だが、およそこういうところだというのをこの写真で
わかって頂ければと思う。

P2282461
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8     シャッター速度:1/400     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:14mm


冴え渡る青空、澄んだ空気、豊かな緑、鮮やかな梅の花。
とても気持ちいい景色で深く息を吸い込むともうそれだけで幸せ。


P2282393
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値:F4.5     シャッター速度:1/1600     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:17mm


もうすぐそこまで来ている春にそっと手を差し出すような梅の枝を青空に捉えた写真。
アートフィルターのトイフォトをかけ、階調をローキーに仕上げた。


P2282399
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値:F2.8     シャッター速度:1/4000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:17mm

こちらは鮮やかな空の色と淡い梅の色を表現したかったので彩度を少しだけあげて仕上げた。

太陽が右上にあり宇宙が少しグラデーションがかっていたのでそこに向かって枝を伸ばすよう
に画角を合わせた。


P2282401
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値:F2.8     シャッター速度:1/4000     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:17mm

空を背景に濃い赤色の梅を撮影したがあまり面白い写真にならなかったのでリーニュクレール
をかけた。
それでもあまり好みにはならなかったがこれはこれでイラストのようでいいんじゃないかしら。


P2282408
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
絞り値:F10     シャッター速度:1/500     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:138mm


ここからマクロ撮影した写真になる。

目一杯に開いて太陽を向いている花を撮影。アートフィルターのポップアートをかけてホワイト
エッジのエフェクトを追加。

花びらの淡いピンクは出せたが他の部分にまで暗いマゼンダが出てちょっと汚い。


P2282413
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
絞り値:F22     シャッター速度:1/50     ISO感度:200     露出補正:+1     焦点距離:140mm

こちらはファンタジックフォーカスをかけて現像した。
真っ白な花びらがとても純潔で清楚な梅の気持ち。上品な花だ。


P2282409
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
絞り値:F8     シャッター速度:1/400     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:138mm

こちらは赤の梅。画角内のほとんどを花で敷き詰め、前ボケ、背景ボケでああきれい。


夢中になって写真を撮っていると何やらブンブン聞こえてきた。が、一向に姿が見えない。
音のする方に動いて探してみると…いた。


P2282419
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
絞り値:F22     シャッター速度:1/80     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:150mm

ミツバチだ。

こいつ…嬉しそうにケツ振ってやがる…

春の恵みにとても嬉しそうに、でも忙しそうに蜜を集めてました。かわいい。。。


P2282420
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
絞り値:F22     シャッター速度:1/80     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:150mm

ミツバチと花の組み合わせって映えますねー。あー春だなーって。


P2282421
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
絞り値:F22     シャッター速度:1/60     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:150mm

僕ほんとリーニュクレール大好きだな。

ミツバチがお尻向けちゃった状態の写真があったのでそのままじゃあれかなーってことで
リーニュクレールかけた。

困った時のリーニュクレール。男は黙ってリーニュクレール。


そうそう、牛尾梅林は何も梅しかないわけじゃないよ。もちろん他の花だって咲いてます。

P2282425
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F11     シャッター速度:1/320     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:42mm


足元に目を向ければほら、こんなに色んな春が。タンポポだね。

絶対に見逃せない春がそこにはある。


P2282428
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F9     シャッター速度:1/200     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:42mm

タンポポの写真にも写ってるけど、オオイヌノフグリ。
ちなみにフグリはキ◯タマって意味だね。

なんでそんな可哀想な名前つけられたんだろう、こんなにも可愛い花なのに。。。
ってことでググってみると、果実が犬のキ◯タマに見えるかららしい。


   _人人人_
  >  直球  <
     ̄Y^Y^Y^ ̄ 


日本のイヌノフグリより大きいのでオオイヌノフグリという名前が付けられたとのこと。不憫だ。。。


他にもこんなのがいましたよ。

P2282427
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8     シャッター速度:1/200     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:40mm

これはなんという花なのでしょうか?

ググったけど似たような春の花が多くてわからなかった。ガーデンセージ?
何にせよ可愛らしい花の形だ。


P2282469
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8     シャッター速度:1/320     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:14mm

菜の花の群生はやっぱりいいですねー。なごむ。

魚眼コンバータレンズを使っているので写真上の道は湾曲してます。


P2282436
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/500     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:42mm

梅に戻って。。。

これは円形ボケを作るためにウロウロしてやっと撮れた写真。
日に当たっている緑の葉を探して絞りを適切な値にして撮影。

円形ボケは日差しの柔らかい暖かさが伝わっていいね!


P2282449
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F9     シャッター速度:1/400     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:14mm

ここからはちょっとした遊び心で撮った写真。
魚眼コンバータレンズをつけて地面に這いつくばって撮った。

地面の湾曲と枝の広がりが面白い。
クロスプロセスをかけたけどちょっと色が毒々しかったかな。

この日は僕と同じようにカメラを持った人が多く、この写真を撮った時も僕の隣に同時に
写真を撮っているおじいちゃんがいた。

ふと横を見ると僕とまったく同じ体勢で地面に這いつくばって撮影されていたので思わず
吹くところだった。

その奇異な光景に他の見物客はみんなこちらを見ていたけど恥ずかしがってちゃ写真は
撮れん。気にしない気にしない。堂々と。


そういえばまったく知らないおばちゃん3人組から
「あら~私たちがモデルになっちゃろか~あきゃきゃきゃきゃwwwwwwww」
「私たちじゃ写真にならんやろwwwwwwwwwwwwっw」
「でもほら美人ばかり3人もおるっちゃけんよか写真になるばーいwwwwwww」
って声をかけられた。

「いやー僕のせいでせっかくの美人が台無しになったらいかんけんwww」
っつって逃げた。


逃げた先で撮った写真もなかなか面白いですよ。

P2282471
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8     シャッター速度:1/320     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:14mm

言わずもがな、これも魚眼コンバータレンズ。
目一杯梅に近づいて撮った写真だ。

激しく枝が湾曲して面白い写真になった。

何か透明のものを包み込むように枝が伸びているようだ。
まるで暖かい日の光をすべての枝で逃さないように捉えようとしているかのよう。


P2282472
ロケ地:牛尾梅林     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F10     シャッター速度:1/500     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:14mm

完全逆光での撮影だ。

2本の梅の幹で太陽を挟むように画角を決めて撮った。
その2本の梅の花や奥にある花の配置がうまく決まったと思う。

残念ながらゴーストが出てしまったが。。。

生のままでは当然色味が激減してしまっていたので彩度をうんと上げた。
それでもなかなかいい写真になったがもっと面白くしようとリーニュクレールをかけた。

ほんと僕好きだなリーニュクレール。

太陽を二の丸構図にしたのもあってそれを囲うように隅にピンホール効果を足した。


カレンダーのためにも3月になったら梅を撮ろうと構えていて、今回本当は枝垂れ梅を
狙っていたのだが、残念ながらこの梅林にはなかった。

枝垂れ梅ってどうも個人の敷地内にばかりあるようだ。どこかのお宅にお願いするしかないかな。
 
 

佐賀市内へ野暮用があったので早めに家を出て神野公園へ寄った。
もちろんカメラを持って。

この神野公園というのは元々は佐賀藩主鍋島直正の別邸があった所で、園内には桜の木や
その他の植物がたくさんあり、茶屋と茶室が建てられている。

佐賀市HP神野公園


これ、紛らわしいのだが茶屋では呈茶は行われていない。
じゃあ何をするところかというと、畳の上でのんびりくつろいで持ち寄ったお茶やお菓子を
食べたり、自治会などの会合や勉強会などに使ったりするそうだ。

下に写真を貼るが、この建物が鍋島直正の別邸だったとのことだ。
建物自体が幕末からそのままなのかは知らない。



一方、隔林亭では有料で呈茶が行われており、ここで飲むお茶は最高だ。
こちらは鍋島直正の茶室を復元したものらしい。
他にも華道、俳句会、民謡や琴などの文化的催し物に使われるそうだ。

時間を忘れてぼーっとするには最高のロケーションなのだが、どう素晴らしいのかは
下に貼る写真でどうぞ。


園内にはその他に動物園や遊園地がある。

神野公園こども遊園地HP


昨日行った時は遊園地はシーズンオフで開いていなかったが、何にせよ散歩には最適の
公園なのでこの日みたいに天気がいいとまあまあ客がいる。桜の季節になるとかなりの人出になる。

では、ブラブラしながら撮った写真を貼っていく。


P2202272
ロケ地:神野公園     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8     シャッター速度:1/320     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:14mm


駐車場は複数あるが、僕は遊園地がある側に車を停めてその遊園地を左手に散策を始めた。

散策路の右手に道に沿うように木が植えられていたので、魚眼コンバータレンズを装着して撮影
した。書いてあったのだが何の木だかは忘れてしまった。

主役の木を1つ決めてそれを中央に置いて魚眼レンズで撮ると周りの木が中央に寄り添うよう
に写って面白い写真になるが、魚眼レンズで撮影する場合は水平垂直、被写体の配置などに
特に気を使う必要がある。

それらが崩れると被写体が変に歪んだ写真になるのだ。


P2202277
ロケ地:神野公園     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F7.1     シャッター速度:1/320     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:14mm

こちらも駐車場の近くにあった木で、同じく魚眼コンバータレンズを装着して撮った。
写真下の植木は本来直線上に植えられているものだが魚眼レンズの効果によって、木を
囲むように写った。

主役の木の枝が他の木の枝と複雑に絡み合って色んな模様を空に映し出している写真に
なった。

アートフィルターはクロスプロセスをかけた。


P2202227
ロケ地:神野公園     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F6.3     シャッター速度:1/400     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:17mm

この次に貼る写真の沼地(?)の入り口付近に植えてある花。
三角の枠内に植えられていて花の配置も美しかった。

最初正面から撮影したが、枠が三角なので当然頂点付近ががらんどうになってしまう。
そこで斜めから画面を満たすように撮影した。脚立があったら俯瞰で撮るのだけれど。。。

アートフィルターはお馴染みのリーニュクレール。


P2202228
ロケ地:神野公園     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F7.1     シャッター速度:1/500     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:17mm

さっき書いた沼地(?)。
歩きながら水に生息する昆虫などの生き物を見学できるように作られたもののようだ。
実際、時期になるとヤゴなど色んな生き物がたくさん見られる。

構図として美しい景観だが、更に静観な景色にしたかったのでホワイトバランスをいじって
青みを出した。


P2202241
ロケ地:神野公園     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F7.1     シャッター速度:1/500     ISO感度:200     露出補正:+/-0     焦点距離:17mm

こちらが上に書いた鍋島直正の別邸だった茶屋とその手前の池だ。

僕はどういうわけか主役となる被写体の上にこういう木の枝なんかを配置するのが好きなようだ。
形のいい雲があれば問題ないのだが晴天だとどうしても空が寂しい気がしてしまう。

アートフィルターはリーニュクレール。


P2202247
ロケ地:神野公園     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F5.6     シャッター速度:1/250     ISO感度:200     露出補正:+1     焦点距離:17mm

こちらが鍋島直正の茶屋を復元した隔林亭。僕はここでよくお茶を頂く。池はさっきの写真と同じ池だ。
この池を挟んで反対側に向かい合うようにして先程の茶屋がある。

同じように主役となる隔林亭を木で囲んで撮った。

アートフィルターはドラマチックトーン。


P2202269
ロケ地:神野公園     カメラ:E-PM1     レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F7.1     シャッター速度:1/500     ISO感度:200     露出補正:-0.3     焦点距離:17mm

隔林亭の全体図がこれ。池に浮かんでいるように見えるが奥は陸続きなので手前のカモの
ように泳いで行く必要はない。

暖かい日は縁側に座って池を眺めながらのんびりお茶を飲むことができるが、今みたいに
寒い季節は室内でもお茶を頂ける。

池と空の青を活かしたかったので彩度を上げてホワイトバランスもいじった。

写真を見て気づいた人もいるかも知れないが、この公園は池をぐるりと囲むように散策路が
置かれている。
こういう庭園を池泉回遊式庭園というらしいですよ。


どこをどう見ても美しい眺めに癒されるところなので興味がある方は是非訪れてみてください。
心休まりますよ。

僕も桜が咲く頃にまた行こうと思う。

カメラを持って。

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