気のまま旅行/気まぐれ写真

ミラーレス一眼で撮影した写真や旅行、ロケ地のことを。
鷹ファンなのでその辺りや趣味のカクテルの話、映画や音楽のこと
その他色んなジャンルのことを色々と。。。

タグ:立神岩


今年の4月から佐賀県鳥栖市のプロカメラマンの方とご縁があり、『クラシックカメラの会』と
いうイベントに講師として参加させて頂いている。

講師と言っても何の事はない、ただフィルムカメラの使い方やごくごく基本的な写真の撮り方を
レクチャーするだけだ。


そのプロカメラマンの方から僕のところにお話が流れてきてNiSiというメーカーのフィルター
をモニター使用させていただけることになった。

webサイト│NiSi


各フィルターの効果はもちろん、防汚防滴などのコーティングも優れているようで試しに水滴を
落としてみたが、なるほど撥水効果はとてもいい。

クロスで水分を取り除いても拭き跡は残らなかった。

IMG_3533
水滴を落とし、、

IMG_3534
クロスで優しく押し当てるように水滴を拭く

IMG_3535
拭き跡もなくきれい
指紋がついてしまった場合もクリーニングペーパーやレンズペンなどで拭けば簡単に綺麗になる。



さて、今回使わせてもらったフィルターはこの3種。
IMG_3536
S__6455320

左からND1000、ハーフND、ND8&CPL


ちなみにNiSiには角型のフィルターとホルダーが大きな商品としてあるようだが、今回僕が
試用したのは円形フィルターだ。ハーフNDは特に角型のほうが便利ではあるだろうが。


ND1000と聞いて僕が真っ先にやってきたのが街の中。

一般的には濃いNDフィルターは空の雲を流したり、海の波を霧のようにふんわりさせたり
といった使い方が多くされるが、僕は”晴れた日中の”街の中で動くものを消したかった。


晴れた日中だとフィルターなし、いやND8や16を使っても動くものを消したり流したりという
のはそうそうできない。

まずは既に僕が所有していたND400を使ってみた。
これはオークションサイトにて300円くらいで落札した古いアイテムだ。

P8150002

動いているものを流すことはできたが、まだ実像として残っている感が強い。


次にNiSiのフィルターND1000。

P8150005

さすがに真夏のピーカンでは完全に消し去ることはできなかったが、それでもだいぶ像が流れて薄くなっている。
雲があるなどでもう少し暗ければ捨てられた街のような写真を撮ることができるだろう。
カラーバランスも崩れたりしておらず良好だ。


さて、次に定番の海に来た。唐津市湊の立神岩だ。
まずは何もつけないでピーカンの空と海に露出を合わせて撮ったのがこちら。

P8150016

明るい空と海に露出を合わせているので相対的に手前の岩場は暗くなっている。


どちらも映える露出で写したい場合HDRもあるが、NiSiのハーフNDを付けると、、

P8150015

フィルターの前枠を回転させて上半分にNDの効果がかかるようにして撮ったので、空が濃く
なり、手前の岩場も暗くならない露出で写すことができた。


次に試したのがND8&CPLフィルターだ。
まずはフィルターをつけて効果なしの状態で撮影。

P8150018


逆光が水面に反射して画面全体が白っぽい印象になっている。


次に前枠を少し回転させて半分ほど効果を効かせたもの。

P8150020

反射が少し撮れて白っぽい印象が和らいだ。


それでもまだ効果を効かせたほうが良さそうなので、効果最大で撮ってみた。 

P8150019

水面と光軸の角度の問題があるので完全というわけにはいかないが、手前の水面の反射を取り除く
ことができ、ずいぶんすっきりした。

PL効果だけでなくND8の効果もあるので、例えば滝の水流をブラして撮りつつも反射をコント
ロールする、という使い方で大いに活躍することだろう。

これからやってくる紅葉シーズンでも、晴れた日に背景を大きくボカして撮りたい場合に、
ND8の減光効果のおかげで絞りを開けれるし日に当たった葉の反射も取り除くことができる。


最後に、ここでもND1000のフィルターを使って立神岩と海を撮影してみた。
まずは何もつけない状態で撮影したもの。

P8150021


そしてND1000をつけて撮った写真がこちらだ。

P8150022

水面の波が消え滑らかになっている。

この日は小潮で更に干潮時だったので水量が少なく波もあまりなかったのが残念だが、大潮で
波がもっとある日だとさらなる効果が期待できるだろう。


自然現象に文句を言っても仕方ないのでこういう撮影に切り替えてみた。

P8150031
P8150036

P8150039

すべて1分~1分半ほどの露光だ。その間に立った波の波紋が重なりこういう風に白い霧状の描写
となる。やはり水量がもっと多い時に試してみたくなった。


ひと通りしようしてみてまず思ったのがND1000のように特に濃いフィルターに関してカラー
バランスが心配だったのだがそれが杞憂に終わってよかったということだ。

質の悪い安価なフィルターはカラーバランスが崩れたり変な色が乗ったりということもあるが、
NiSiのフィルターではそういうことがなく安心して使えそうだ。


それからフィルターワークで意外とというか、結構大事なのが取り外しに関すること。
特にワイド系の物理的に薄いフィルターがフィルターネジにきつく入り込んでしまうと取り外すの
がかなり困難な作業となってしまう。

そういった時のためにゴムでできた取り外し用の道具もあるが、それがない場合、無理に外そう
としてフィルターを引っ掻いたり突いたりして傷つけてしまったり、外れた拍子に落としたりして
しまうこともある。


多くのフィルターはそのために枠をギザギザに加工したりはしてあるが、どうも効果が薄い上に、
ギザギザで指ばかりが痛くなる。布を当てて回そうとすると繊維が詰まったりもする。


それがNiSiのフィルターだとこうなっている。

IMG_3538
ギザギザではなく凸凹

個人的にこの凸凹が絶妙だった。というかどう考えてもギザギザよりこっちのほうがいい。
指は痛くならないし適度な目の感覚なのでグリップ感もいい。

他のフィルターメーカーも一考してほしい。



さて、ざっと試用してみたがもっと他にも撮りたいものがある上に今後も使い道を色々思いつけ
そうなので都度アップしていきたいと思う。

今後、日本で展開していくにつれ今回試したフィルター意外の商品も入手できるようになると
思うので、要チェックだ。
 

今日は前から度々書いてるHDR合成写真を貼っていく。

HDR合成についてやその作り方についてはこちらをどうぞ。
HDR合成用ソフトPhotomatix Proについて

では早速貼っていく。
いつも写真の下に書いている設定情報だが、上にリンクを貼った記事の通りHDR合成写真は
同じ画角で露出の違う写真を複数枚合成して作成するので、露出補正については記載しない。


カレンダー1月
ロケ地:佐賀空港
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F11
シャッター速度:1/500
ISO感度:200
焦点距離:42mm

こちらは先日投稿した記事、蝋梅の撮影(カレンダー用)に書いたカレンダー用に日の出を撮影した写真だ。
以下に貼るHDRiとは違い絵画風の加工はしていない。

通常太陽の輪郭がわかるように露出を合わせて撮影した場合、地面や建物は黒潰れして写ってしまう。
逆にそちらに露出を合わせると太陽付近は白飛びして写る。

しかしHDRiなら上の通り、地上も太陽も両方捉えた写真を撮ることができるのである。



以下は、同じく佐賀空港から撮影したHDRiだが、これらは絵画風の加工を施している。
このHDRiを作成した時は、まだPhotomatixが試用期間だったためにロゴが入っている。

HDR合成1
ロケ地:佐賀空港
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F5.6
シャッター速度:1/125
ISO感度:200
焦点距離:24mm

HDR合成2
ロケ地:佐賀空港
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F6.3
シャッター速度:1/200
ISO感度:200
焦点距離:19mm

HDR合成3
ロケ地:佐賀空港
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F11
シャッター速度:1/500
ISO感度:200
焦点距離:42mm

HDR合成4
ロケ地:佐賀空港
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F4.5
シャッター速度:1/125
ISO感度:200
焦点距離:16mm

HDR合成5
ロケ地:佐賀空港
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F10
シャッター速度:1/500
ISO感度:200
焦点距離:18mm

HDR合成6
ロケ地:佐賀空港
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F10
シャッター速度:1/250
ISO感度:200
焦点距離:33mm


次に唐津市湊にある立神岩で撮影した絵画風HDRi。
ここは佐賀のサーファーの聖地となっている場所で、この日も寒い中多くのサーファーたちが波に
乗っていた。写真にも見えるか見えないかくらいに写っている。


HDR1
ロケ地:立神岩
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8
シャッター速度:1/250
ISO感度:200
焦点距離:21mm

HDR2
ロケ地:立神岩
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F8
シャッター速度:1/200
ISO感度:200
焦点距離:42mm

HDR3
ロケ地:立神岩
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F7.1
シャッター速度:1/125
ISO感度:200
焦点距離:42mm

HDR4
ロケ地:立神岩
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F7.1
シャッター速度:1/320
ISO感度:200
焦点距離:14mm

HDR5
ロケ地:立神岩
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F7.1
シャッター速度:1/160
ISO感度:200
焦点距離:41mm

HDR6
ロケ地:立神岩
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F6.3
シャッター速度:1/250
ISO感度:200
焦点距離:14mm

HDR7
ロケ地:立神岩
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F7.1
シャッター速度:1/320
ISO感度:200
焦点距離:16mm


ここからは唐津にある3つの洋館を写したHDRiを。

まず最初は唐津市歴史民俗資料館だ。
この建物は元々、三菱合資会社唐津支店として近代建築の巨匠・曾禰達蔵の指導のもとに建てられた
もので、県の重要文化財に指定されている。

唐津民族資料館HDR1
ロケ地:唐津市歴史民俗資料館
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F6.3
シャッター速度:1/200
ISO感度:200
焦点距離:15mm


こちらは僕の住んでいるお城である。
というのはもちろん嘘で、本当は唐津市近代図書館。

唐津市出身の辰野金吾にちなんで近代風に設計された洋館となっている。とても美しい建物である。
魚眼コンバータレンズを装着して撮影した。
近代図書館HDR2
ロケ地:唐津市近代図書館
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F5
シャッター速度:1/160
ISO感度:200
焦点距離:14mm


こちらは先に書いた辰野金吾が設計した旧唐津銀行。
辰野金吾は言うまでもなく有名な建築家で、先日復元工事で話題となった東京駅の設計者だ。

詳しく知りたいからはこちらをどうぞ。
辰野金吾(Wikipedia)

唐津銀行が西海商業銀行と合併し佐賀銀行となったため、こちらの建物は現在銀行として使われていない
が、資料館となっているため展示物を見学したり併設されたカフェで食事を楽しむこともできる。
旧唐津銀行HDR1
ロケ地:旧唐津銀行
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F5
シャッター速度:1/125
ISO感度:200
焦点距離:14mm

旧唐津銀行HDR2
ロケ地:旧唐津銀行
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F4
シャッター速度:1/100
ISO感度:200
焦点距離:17mm


ここから下は先日平戸に行った際に撮影した写真のHDRiである。
平戸撮影旅行

魚眼コンバータレンズを装着して撮影した。HDRi化することで細部まで明瞭で、かつ絵画風加工している
ので、なんというか…厨二病的な写真に仕上がっている。
田平天主堂HDR1
ロケ地:田平天主堂
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F3.5
シャッター速度:1/60
ISO感度:1600
焦点距離:14mm


田平天主堂HDR2
ロケ地:田平天主堂
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F4.5
シャッター速度:1/60
ISO感度:1000
焦点距離:26mm

寺院と教会の見える風景。若干空が黒ずんでしまった。
あまりHDR合成に向いていない写真だったかもしれない。
寺院と教会の見える風景HDR1
ロケ地:寺院と教会の見える風景
カメラ:E-PM1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
絞り値:F5
シャッター速度:1/125
ISO感度:200
焦点距離:14mm


アートフィルターもそうだが、HDR合成にも得意な写真とそうでない写真があるようだ。

立神岩のHDRiの中でもきれいに仕上がっている写真と明度やコントラストがアンバランスな感じになって
いる写真がある。

この中で一番仕上がりがいいと思ったのはやはり旧唐津銀行だ。他の2つの洋館も比較的いい。
このように直線が多い写真の方が向いているようだ。

それから明暗差のある写真もHDR合成に向いていると言える。

というかそもそもHDR合成は明暗差のある被写体の暗い部分と明るい部分を繋ぎ合わせて、
どの部分にも露出があった写真にするのが目的なので当然といえば当然だ。


今回は以上だが今後もHDRiは撮り続けていくつもりなので、またある程度たまったら投稿したいと思う。

今度は夜景のHDRiにも挑戦したい。

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